調査会社のIDC Japanが先頃発表したクラウドサービス(SaaS/XaaS)の国内市場規模予測によると、2009年は前年比20.8%増の596億円となり、2013年には1521億円(2008年比3.1倍)に拡大する見通しだ。2008年から2013年までの年間平均成長率は25.2%とみている。
IDC Japanは「クラウドサービスに対するユーザー企業の認知度は確実に高まっている。しかし、サービスの中身を具体的に理解している企業はまだ少なく、ITベンダーの期待と需要動向は必ずしも一致していない。ベンダーがクラウドサービス事業を成功させるためには、可用性、性能、機能といった課題や制限を明らかにし、効率的な活用方法を明示するとともに、総合的な評価によって優位性を示すことが重要だ」とも指摘している。
クラウドサービスに対するユーザー企業の認知度は確実に高まっている。しかし、ユーザー企業及びITベンダーともにサービスの中身を具体的に理解していないのではなかろうか。
顧客におけるITリソースの「所有」から「利用」へのパラダイムシフトが起こりつつあるのだが、それに伴いシステムインテグレター(SIer)が数多く抱えるシステムエンジニア(SE)の仕事をこれからどう変えていかなければいけないのか。このあたりが明確になっていない。
以前から述べているように、クラウドインテグレーター(CIer)にSIerは変身しなければならない。すなわち、顧客視点で顧客のビジネスを把握して、ビジネスとテクノロジーの両面において顧客企業が要望することをすべて取り揃えるのである。
IDC Japanは「クラウドサービスに対するユーザー企業の認知度は確実に高まっている。しかし、サービスの中身を具体的に理解している企業はまだ少なく、ITベンダーの期待と需要動向は必ずしも一致していない。ベンダーがクラウドサービス事業を成功させるためには、可用性、性能、機能といった課題や制限を明らかにし、効率的な活用方法を明示するとともに、総合的な評価によって優位性を示すことが重要だ」とも指摘している。
クラウドサービスに対するユーザー企業の認知度は確実に高まっている。しかし、ユーザー企業及びITベンダーともにサービスの中身を具体的に理解していないのではなかろうか。
顧客におけるITリソースの「所有」から「利用」へのパラダイムシフトが起こりつつあるのだが、それに伴いシステムインテグレター(SIer)が数多く抱えるシステムエンジニア(SE)の仕事をこれからどう変えていかなければいけないのか。このあたりが明確になっていない。
以前から述べているように、クラウドインテグレーター(CIer)にSIerは変身しなければならない。すなわち、顧客視点で顧客のビジネスを把握して、ビジネスとテクノロジーの両面において顧客企業が要望することをすべて取り揃えるのである。