村上春樹さんの書いたものを読むたびに、音楽の知識の広さ、深さ、まめさには驚くばかりだが、評するのは難しい。
「小澤征爾さんと、音楽について 話をする」(2011,11、30発行、新潮社)
の後書きに、小沢征爾さんが「音楽好きの友人はたくさん居るけれど、春樹さんはまあ云ってみれば、正気の範囲をはるかに越えている。クラシックもジャズもだ。彼はただ音楽好きだけでなく、よく識っている。こまかいことも、古いことも、音楽家のことも、びっくるする位。音楽会に行くし、ジャズのライブにも行くらしい。ぼくが知らないこともたくさん知っているので、びっくりする。(以下省略)、、、普通のことばで紹介されているが世界の小澤さんが云っているので、意味深く、ふさわしいと思う。