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アフターガーデニング愛好家ミセスサニーの、花飾りブログ

神社のモミ

2010年01月13日 | 野歩き

昨年に引き続いて、マツ科の樹木観察です。

今年も、神頼みのお参りに行ってきました。新年も1週間が過ぎると付近の渋滞も収まっていました。まずは吉備津神社。

ここにモミの木があると聞いたので(去年は全く気付きませんでした)、じっくり眺めて歩きました。おそらく10本以上あるようでした。

 

高木なので、頂上の美しい枝を見ることができません!残念です。

近くで見ることができた枝姿はこちら↓

 

地面に降り積もった落ち葉の中に球果の名残りが混じっていました。

ということは、球果が付いている姿があるかも・・・・見ることはできませんでした。

 

次に吉備津彦神社に向かい、お参りもしました。受験の時だけ来ると見透かされているに違いありません。

社殿の入り口に大きなモミが一本

 

本殿

この本殿の回りにも数本の立派なモミらしき木がありました。球果が見えなかったのは残念ですが、また見に行こうと思いました。

 ・・・

モミノキと言えばクリスマスツリーですが、日本固有種のモミをなぜクリスマスの木と呼ぶのでしょう。モミノキって、いったい何?それについて詳しくはこちらこちらをご覧ください。

要するに、ヨーロッパモミやドイツトウヒのようなマツ科の中のモミ属とトウヒ属の樹木は、手近にある木の中でも常緑で生命力が強く神聖なものと考えられて、利用しやすかったのですね。新年に松を飾る文化と意味合いがよく似ています。日本でモミはどこにでもある木ではないと思いますが、クリスマスツリーの風習が入ってきた明治の頃にはあるいはもっと身近な木だったのかもしれません。短い針葉の端正な付き具合はとても魅力的です。近頃売られているクリスマスの木には、ドイツトウヒのほかウラジロモミもあるようですね。本物のモミの苗は、おそらく売られていないでしょう。

先日テレビで(アメリカだったでしょうか)、各家庭で不要になったクリスマスツリーがゴミの日に道に積み上げられている映像を見ました。(背丈ほどのクリスマスツリーが捨てられているのが年明けの風物詩なのですね。)お盆のお供えを川に流すのは環境破壊だというので、近所の小学校の校庭に集めて供養した後ごみ収集車が持っていくのと同じですね(我が家のあたりではそうなっています)。都市の密集した暮らし方は、古くからの習慣と相容れないものだと教えられているように思いました。 

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ぴぴん)
2010-01-14 16:39:24
旧制高校のドイツ語の授業で、先生に
「タンネンバウムはもみの木ではない!」と言われたという話を、
誰かの話として読んだ記憶があります。

アメリカ・オハイオ州では、
この日のゴミ回収にツリーが出せる、という日がありました。
かれこれ一ヶ月飾っているツリーは、葉がぱらぱら落ちて、
外に運び出すのもなかなか大変でした。
返信する
ぴぴんさま (ミセスサニー)
2010-01-14 23:06:36
>旧制高校のドイツ語の授業で・・・・
私の推測、「日本のモミとドイツ語の
タンネンバウムの意味している樹木は違うと、
先生は言いたかった」?どこかにこだわりがあったのかなあ、という気がします。
植物学的にはTannenはモミ属全般のドイツの呼び方みたいですが、実際はどのように認識されて使われているのでしょうね。

葉がバラバラ落ちるツリー、困りますね。
落ちにくい品種もあると思いますが、
落ちやすい品種が流通する地域だったのかなあ、
とこれまた推測です。
私も今年トウヒやドイツトウヒを使ってみて、
今まで使っていたコニファー類より落ちやすく、
品種選びが大切なことを知りました。
返信する
Unknown (エフ・エム)
2010-01-15 09:15:22
吉備津神社は毎年初詣に行っていましたので、とてもなつかしいです。国宝にふさわしい風格のある神社ですが、モミノキの巨木もこの森厳な雰囲気を作っているのかも知れませんね。吉備の中山のゆったりした姿も好きです。ジョウビタキがときどき姿を見せていました。
返信する
エフ・エムさま (ミセスサニー)
2010-01-15 21:18:31
新年の吉備津神社への道は大渋滞ですね。
このモミは植えられたものなのか、
吉備の中山にもともと自生していたのか
興味があります。
お近くにモミはありますか?
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