さんふぃ【稽古日記】~おきた編~

お居くらぶさんふぃーるどは鳥取県,日野町を中心に活動するアマチュア劇団なのよさ!

飼ってると…

2006年08月16日 | 稽古日記
今、1日の半分はアルカディアの執筆に費やしているので、
頭の切り替えが難しいときがある。

大胆不敵、即決即断のお祭り好きのキャプテン・リエラと
慎重、正確無比、論理的思考のアルシノア副長。

舞台に立ったときもキャプテン役だった私は、
脚本を書くときも、大体はキャプテンの視点で書く。

今は、クライマックス
暴れたいだけ暴れてるキャプテンを、
欲望のままに書いていると、
突然、なぜか煮詰まる

「それは戦略的にどうなんだ?」
「他の展開があるんじゃないのか?」
「前とのつじつまが合うのか?」

それで、昨日一日苦しんだ。
そして、はたと気づく。
それは、あたしの中のアル副長がそうさせてるんだ。

「だから、まぁ、キャプテンの欲望のままにお書きなさい。」

そう言ってくれたのは、原作者のひじかた副長でした
ありがとう。おかげで最後まで書けそうだよ


このように、自分の生んだキャラは、
演じていなくても、自分の中に飼っているらしい。

飼っていると、いいことも、困ったこともある。

キャプテンを飼ってると、
ピンチに強くなる。
何があっても、なんとかなるような気がする。
ただ、社会派のネタにものすごく敏感になる。

「それってどうなの?」
「ばっかじゃないの?」
って、いつも怒ってる精神状態

アル副長を飼ってると、
昨日みたいに、全てのつじつまをあわせたがって、
困るときもあるけど。
仕事するときに、彼女が降臨すると、
すばらしい理論武装で、立て板に水のようにしゃべり、
穏やかにことを解決できたりする


これが、いつも、うまく切り替えられたら、
すっばらすぃぃいい…のにね(笑)