さんふぃ【稽古日記】~おきた編~

お居くらぶさんふぃーるどは鳥取県,日野町を中心に活動するアマチュア劇団なのよさ!

10周年…

2010年10月06日 | 公演回想録
局長もブログにもありますが。
鳥取西部地震から10周年の今日ですので、
私も書き残しておこうと思います。

10年前の正に今頃はさんふぃ旗揚げ1周年記念でした。
初めての夏公演を終えて、秋の文化祭にむけて稽古も佳境に入ったところ。

作品は「水たまりの王子さま」
私の初めての演出作になる予定でした。
そして、高校生男子たちの初舞台でもありました。

3日前には、みんなでかかって大工仕事をして、
キャスター付きのパネルを作りました。


そしてその日。
落ちてきた壁に押しつぶされて、パネルは木っ端みじん。
文化祭自体ももちろん中止。


やろうとしていた舞台が突然なくなる虚しさと悲しさは計り知れず。
一番被害の大きかった地域にあっては、
劇団の活動などいつになったら再開できるか見通しも立たず。
さんふぃが続けられるのか、本当に不安でしょうがなかったな。


それをのりこえて、今は11年も続けられているさんふぃ。
なんてありがたいことだろうと。
あの時の不安を思い出すと実感しますね。



まぁ、その後も、演目変更やらキャスト変更やら、
ハプニングは尽きないさんふぃーるどなのですが(笑)
そのたびにみんなして乗り越えてこられたのは、
震災の経験のおかげでもあるかもしれませんね。



小道具その壱…

2010年09月17日 | 公演回想録
久々の紅ばら回想録です。小道具話その壱~。


これは、私が一番最初に作った小道具。紅ばら姫の髪飾りです。


もちろん一から作ったのではなくて、コサージュに造花やリボンを加えたものですが。


名前の通り、紅ばらを印象的に身につけたかったので、最初は既製品を探したのですが、安でのものはパンチが足らず、良さげなものは値段が高く…。で、仕方なく、いちばん欲しかったものに似せて作ることにしたのですが。


作り始めると凝ってしまい、結局制作費はお手本と同じくらいになってしまいました(笑)。


これが髪についていたのは、姫らしい間だけ。黒ばらさんになってからは、もったいないのでウエストのリボンにつけてました。


ちなみに、これ。さんふぃ公式ツイッターのアイコンに使用中です。)´・ω・`(シャキッ

つかみはオーケー…

2010年09月09日 | 公演回想録
紅ばら姫回顧録vol.5です。前回の紙人形を使った冒頭のシーンの話。


旅芸人のナカサンと相方のとみちゃんが、紅ばら姫の物語を語るわけですが。生い立ちから、呪われた運命、そして今は高い塔に幽閉されていることまでのお話。


芝居自体の冒頭であり、ホールの観客も、舞台上の観客役も一緒におとぎ話にいざなう役割。


求められるのは、「語りの力」紙芝居屋さんのような、弁士さんのような。引き込む力。
これがなかなか大変でした。装飾的な言葉や七語調のリズムの長台詞。
それに合わせた人形の扱い。二人ともかなり苦労してました。


でも、実はこの旅芸人の役は、ナカサンに当て書き。新年会でカラオケに行った時に、長い語りの入ったビジュアル系の歌を歌っていて、それがあまりにインパクトが強くて(笑)。だから出来ないわけはないと踏んだわけ。


それにリアクションする観客役は、敢えて反応のトーンを同じにそろえました。ほー。とか、へー。とか。イメージは、アメリカのホームドラマ←フルハウスとかの 、観客のリアクション。


まぁ、これは結局、吟遊詩人が仕組んだサクラだという設定になっているので。あくまでも作りモノ感覚を強調してみたわけです。




私個人としては、唯一、本役以外で観客役が出来たのが楽しかったです。その後の着替えは忙しかったけどね。



さて。次は、小道具の紹介でもするかなぁ。

紙人形…

2010年09月05日 | 公演回想録
紅ばら姫回顧録vol.4です。やっとこさ本編(笑)。

冒頭のシーンで登場した紙人形です。おとぎ話で学芸会チックにというテイストを印象付けるために使ってみました。


旅芸人が語る紅ばら姫の物語ということで、はじめはもっとヘタうま系のグロテスクな絵を予定してたのですが。それを観てヨシツネが助けに行きたくなるような可愛いお姫様がいいなと思い直し、アニメキャラクターのような感じになりました。
この写真は、本番使用のもの←棒が付く前。お稽古用に一回り小さいものもワンセット作りました。


製作は私です。自分のやる役をこんなに可愛らしく描くと、登場しづらいのなんの(笑)。ちなみに、女王は役者本人そっくりだとの評判(爆)。


次回はこのつながりで、冒頭のシーンについてかきますかね。

開演アナウンス…

2010年09月03日 | 公演回想録
紅ばら姫回顧録vol.3は、歌劇的演出繋がりで開演アナウンスの話題。…どうも、本編にいかないですね(笑)。



開演5分前に流した、「開演に先立ちまして、皆様にお願いが~」というアナウンス。あそこからもうすでに始まっておりました。


一言一句同じとはいきませんが、あのアナウンスの雰囲気と口調は歌劇開演前のものをほぼ忠実にまーくんが再現しました(・∀・)ノ

そして、「皆様、本日はようこそお越しくださいました。」で始まる、男役声バリバリの開演アナウンスは私。ええ、まぁ、実際は本編中はその声音は使わなかったわけですが(笑)。


まーくんにとって、シャンシャンのパレードが念願だったように、私にとっては、この開演アナウンスは一度やってみたい暴挙だったですね(≧ω≦)


ちなみに、作・演出は両方私なのですが、お話の都合上、作者は登場人物の吟遊詩人エマ、演出はペンネームのポンパドゥールすみれと言う風に紹介しました。混乱した方あったらすみません。

カーテンコール…

2010年09月01日 | 公演回想録
公演回顧録第2弾です。よく考えたら、カーテンコールからはじめるのもどーよとも思いますが(笑)。


シャンシャンを持ってカーテンコールというのは、元々は台本の段階で明記して、駄目元でメンバーにお伺いをたてました。
さすがに、趣味に走りすぎて却下かなと思いつつ。それなのに、みんな2つ返事でオーケー。

おかげで、開演アナウンスから客だしのBGMまですべて歌劇の雰囲気という演出がなされたわけですが。

いざシャンシャンを持って稽古に入った日は、メンバー間に温度差がものすごくありまして(爆)。
「20年前から一度でいいけん舞台でやってみたかった。」とは、振り付け師の名言。それに対して、恥ずかしさがあからさまに顔に出る者、反対に一杯一杯で顔が強ばる者…。

かくいうおきたも、やりたがった張本人の割に、案外恥ずかしいもんだなぁと思った自分に驚きましたが(笑)。


けどねー。やりはじめると、ハマりますよ。慣れてくるとみんな張り付いたようなスマイルが出来るようになりましたからね。
ゲネプロのビデオをチェックした時、あんまり出来がよかったんで、そこだけ巻き戻して観たくらい。


ただし。千秋楽では、振り付け師が一人振りを間違えるというハプニングが(爆)。本人曰く。一生の不覚だそうです。お気の毒さま。

言ってなかった(>_<) …

2010年08月27日 | 公演回想録
放置ぐせがついてもこまるので。しばらくは、紅ばら姫関係の回顧録でもあげてみますね。



まずは、いつかの思わせ振りなクイズの答え~\)゜∀゜(ノ
8月2日のブログ参照~。


例のアレの正体は、「シャンシャン」カーテンコールに登場しました。一番最後に出て一番派手な小道具でした。


本場宝塚歌劇のパレードにそのまま出せそうでしょう(≧ω≦)20年来のヅカふぁんのうちら姉弟のこだわりが詰まっております。はい。


問題に出てた基準値2.2メートルとは、リボンの長さ。ちゃんと決まっておるのです。宝塚検定のテキストにも載ってるんですから。


デザインはまーくん。薔薇の花はお花紙で作ったんですが、作業日にみんなでだだーっと作っちゃえば早いよねーと言っていたのに、いざ若手にやらせてみたら…………( ̄~ ̄;)トホホ。
結局、家でシコシコ作ったほうが早かったという。ま、向き不向きがあるってことで。


で。お花紙ゆえにデリケートな造りのシャンシャンは、本編には全然関係ないのに、一番大切に扱われておりました(笑)。


今も、家の納戸に積み重ね厳禁で大切に保存されております。再登場に備えて?!(≧▼≦)


次回は、カーテンコールのお稽古について書こうかなぁと思います。

スサノオの大冒険…

2008年08月21日 | 公演回想録
最近、観劇づいてることもあり、我が家でも芝居のビデオやらDVDやらを観まくっております、おきたです。はろ。

新感線モノが多いせいもあり、ふと昔さんふぃでやった「スサノオの大冒険」が気になった。というのも、あたしがバリバリに新感線を観まくっている頃で、少なからず←いや、かなり 影響を受けて創ったホンでしたので(笑)
思えば、初の殺陣を取り入れた芝居でしたね。その頃、高校生男子3人組の卒業 公演として、RPGテイストの冒険モノを創るのが野望でしたっけ。イズモの国から、ヒノの郷へ旅するという、地元ネタだったり、日本神話のアレンジだったり。とにかく、やりたいことを詰め込んだ楽しい作品でしたよ。うん。もったいないので、日南のホールで再演もしたしね。

そう思いつつ、今日は、再演バージョンを恐る恐る(笑)鑑賞。

あらまぁ。なかなかよくやってるじゃない。荒削りだし、殺陣もへたっぴぃだけどさ。若いのがいるせいもあって、勢いがあるし。何より、みんなとっても楽しそうだ。
これだよね。あたしたちの原点は。やりたいことを楽しんで形にしていく。6年経ってても、まだやりたいことが尽きてないのがちょっと嬉しかったり。

人数さえいればなぁ。再々演してみたい野望もあるんだけどなあ。ふふ。

公演回想録 ~ななみ裏設定

2007年09月12日 | 公演回想録
segakiさんの「NEU」の保科っちSSを王子の声で妄想して、萌え死に中のおきたです(爆)
は、さておき。すっかり忘れてた初期設定。局長からもらったプロットでは、ななみは時間旅行会社の添乗員でした。
んー。それはそれで楽しかったかも。ツアーの旗持ってたら、衣裳もそのままでいけるしね。てへっ。(^^ゞ

公演回想録 ~八神の裏ネタ

2007年09月11日 | 公演回想録
八神くんは、ものすごくめんどくさいオトコ!と諏訪さんが言いますが。八神駿一朗の性格づけには、役者のまぁくん自身の事実が沢山もりこまれてます。
いろんな変わった本を見つけてきてはほくそ笑み、その中から拾った雑学、ウンチクはかなりのもの。レトロなモノたち(映画、画集)を愛好し、収集。地に足の付いたものしか乗りたがらない高所恐怖症…。あ、そのまんまか(笑)
たぶん、抱かれたい男ランキングを年代別に言えたりはしないハズですが、宝塚のここ20年くらいの上演作や、タカラジェンヌの入団年なら、年代別に言えます。ソレ、結構、すごいよな。