自然の神が創られたにしては、おもしろい姿である。白と黒に塗り分けられた姿は、進化の筋道ではあまり考えられないものである。だれかがわざとやったいたずら書きのようにすら思える。
そのおもしろさゆえに、かつては人間社会で大ブームを起こした。
クマのような体に、リスのような愛らしさも持つ。目の周りが黒い愛嬌のある顔は、タヌキのようにも見える。ササを主に食べる。
ジャイアントパンダはクマ科に入れられているが、その霊魂はクマと同じではない。もっと小さなものである。
中国大陸に生息するが、それは意味のないことではない。その存在は中国人に似ている。
一見クマのように強く見えるが、その正体はリスのように小さいのである。
そこに神の秘め事がある。