世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

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女性的美

2017-06-29 04:18:35 | 冬の日差し・夏の月


これは以前、ツイッターで使用された絵ですね。タンツィオ・ダ・ヴァラッロというバロックの画家が描いたダヴィデです。画家が知りたいという人がいたので、一応書いてみました。

なかなかに美しい少年ですね。まだ10代でしょう。10代のころには、こういう、女性も負けそうなくらいの美しい少年が、時々いますよ。今どきはたいていが偽物ですが、本物もまれにいます。なぜこうなるかというと、女性のような修行をした魂だからです。

男のように勇猛なことではあるが、女性のように、すべていらないといって神にささげると、こんな風になってくるのです。人に下になり、我慢することもいとわなかった。きれいなことをした。馬鹿にされても耐えた。男の人でも、そういう女性的な修行を重ねると、こんな風に女性的に美しくなってくるのです。

しかしこんな風になってしまうと、いろんな人に目をつけられてしまうものですから、本人はつらい。ですからたいていの少年は、男になろうとかなり痛いことをします。そして自分を男っぽくしてしまうのです。

こんな風に、女性的であることは、男にはけっこうきついものなのですよ。男性の中には、結構女性的に美しくなりたいという願望を持っている人がいるものなのだが、盗みではなく、本当に修行をしてそうなろうとすると、大変な試練が待っているのです。美しすぎる男というものが好きな馬鹿が、いやなことをしようとして狙ってくるからです。がんばって男らしいことをしようとしても、あらゆる妨害をされます。それはもう、いい女をだましていいことをしたいと考えるような馬鹿が、いろんな邪魔をするのです。

大変でしょう。天使であれば、ど根性で行けば何とかなるかもしれないが、性別のある人類ではとても難しいと思いますよ。女性的な美しさは女性にまかせ、男性は本来の男性的な美しさを追い求めるほうがいいというのが、わたしの意見です。

まあ、彼は、やりたいものはやっても別にとめないと言いますがね、わたしはあなたがたのために、止めるほうに回りましょう。やらないほうがいい。それはとても苦しい道ですから。

かのじょは、あれでいて、きんきんに硬い男なのですよ。まじめ一筋、曲がったことなど、事実上一度もない。そんな人だからこそ、ああなってしまったのです。

真似してみてもいいですが、これはきついと思ったらすぐにやめなさい。やめてもだれも責めませんよ。本当の自分は違うのだと思った方が、正しいのです。




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