世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

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にきしねの

2017-06-24 04:18:14 | 冬の日差し・夏の月


今年に入ってから、ムジカがツイッターでおもしろい活動を始めてくれました。彼は短歌を使って、この国に一つの芸術運動を起こしたいそうです。

上弦派芸術運動と名付けていますが、要するにそれは身を半分欠くほど不完全な自分の真実を受け入れて、本当の自分を表現していくという活動です。

わたしも賛同して参加しました。いろいろとわたしらしい歌を詠いましたね。見てくださったと思います。ほかの仲間には、あまり独自な個性を見せないようにしていたものもいますが、わたしはかなり自分を出しました。

個性を出さないようにしているのは、読む人の混乱をできるだけ小さくするためです。事実上、この媒体を利用している霊魂が、ちょっとたくさんいすぎるのです。みんなが個性を出しては、ちょっと痛い。ですから、自分を強く出すのを控えている人もいるのですよ。

その中で、自分の個性を出しているのは、かなり重要な責務を負っている人だと言えますね。大火の個性はすばらしいでしょう。押しつけがましいと思えるほど自分を出してくるのに、心地いい。馬鹿にされたり愚弄されたりするときもあるのに、もっと聞きたくなる。あれがあの人の個性なのです。

今の、自分というものにすっかり自信をなくしているあなたがたには、彼の個性は心地よいでしょう。熱いものがよみがえってきそうだ。もっと明るく自分を信じていいと思えてきそうだ。

そんな風に、わたしも自分らしい個性をちょっと出しています。今のあなたがたは、あのような感じの、ちょっとおさなっぽい表現が好きだと思うからです。なんとなく安心するし、深い美しい意味も込めることができる。

ぴょんぴょんうさぎの歌などは、かなりの反響がありました。

ところでムジカは、ツイッターの活動の中で、新しい枕詞を設定してしまいました。表題の「にきしねの」は、「ゑのこ」とか「ゑぬ」にかかります。小犬とか犬でもいい。わんこでもかまわない。おもしろいですね。

「にきしね」というのは、「和稲」で、もみをとった米のことです。まあ、やわらかな藁と思えばよい。確かに、かのじょの飼っていた犬は、藁のような色をしていて、とても柔らかかった。抱くと、藁のようなにおいがしていました。なつかしい感じがします。

稲というのはまた、すべてを人間に与えてしまう植物だ。そこにも深い意味がとれそうだ。

にきしねのゑのこ、と言えば、にきしねのように柔らかな毛並みをした、すべてをささげてくれるかわいい小犬よ、という意味になるのです。

いいですね。よろしければ皆で使ってください。

これからも、この芸術運動の中で、いくらでも新しいものを産んでいきましょう。




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