本館:ポーラースター・システム・43
別館:アルドラ・9
第3館:緑の鹿
写真館:夢と見し世
ご自由にお書き下さい。
*オットー・フォン・ビスマルクの忌日、バヌアツ独立記念日、梅干の日。誕生花はニチニチソウ。
家畜化された昆虫。人間が使役する生き物の中では、ミツバチと並び、もっとも段階が幼い霊魂である。
人間はこの昆虫を育てるために桑の木を育てた。カイコは桑の葉を食べて成長し、繭をつくる。その繭から、人間は絹を作る。
昆虫の霊魂そのものは、ほとんど活動していない。カイコの習性に見える活動はほぼすべて神がやっていなさることである。
家畜化された過程で、カイコは野生に戻る能力を失い、完璧に人間に頼らなければ生きていけないものになった。ゆえに人間は当然のように、カイコという生物に貴重な責任というものを有する。
絹は人間を美しくする。それを着るものは高貴をまとう。要するにカイコは、人間の段階が進み、美しいものになってきたということを教えるために、神が人間に遣わしたものなのだ。
あまりにも美しい愛の姿である。
その形見として、人間は永遠に養蚕をやめてはならない。自分を滅ぼしてもならない。
人間が滅びることは、カイコが滅びることだからだ。
本館:醜女
別館:エダシク・3
第3館:ユニコーンに乗る天使
写真館:うたての水
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*スイカの日、フィンランドお寝坊さんの日、アレクサンドル・デュマ(子)の誕生日。誕生花はマクワウリ。
エデンの園で、イヴをそそのかし、知恵の木の実を食べさせたという蛇。
サタンの化身とも言われるが、実はその正体はアダムである。
アダムはイヴをそそのかして悪いことをさせ、セックスがやりやすい馬鹿なものにしたかったのである。そのために知恵を使い、イヴを罠にはめたのだ。
神話に仮託しているが、これは現実にあったことをモデルにしている。知恵知謀で女性より若干秀でている男の方が、先に知恵の実に手を出したのだ。それを隠して、イヴをからめてイヴに実を食べさせ、イヴの方が先にしたことにしたのである。
つまり、先に禁を破ったのは、男の方なのである。それを隠して、すべてを女のせいにして、女を男が支配していい言い訳にしてきたのが、男の罪なのである。
これこそが、何千年の冤罪というものである。女性はこの冤罪によってずっと貶められ、苦しんできたのだ。
男の汚さの象徴である。
本館:トリスタンとイゾルデ
別館:ルナ・36
第3館:ガブリエル
写真館:我が窓
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*上田秋成の誕生日、プエルトリコ憲法記念日、かき氷の日。誕生花はブーゲンビレア・スペクタビリス。