月の裏側

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チョウ

2018-01-13 05:15:55 | 動物図鑑


魂の進化の隠喩である。

これほど劇的に姿が変わる生物もない。

子供の頃は醜く、人に嫌われるが、時期が来れば脱皮し、さなぎになり、その中で劇的な自己改革を行い、次に目覚めたときは、美しい翅をもった天使のような姿になっている。

これは神が人間に約束した未来を暗示するものである。

今の人間の魂は、糞のように低いところを這って好きなだけ食い荒らしているが、やがて進化を遂げると、目も覚めるような美しいものになり、花々をたたえ、自然界に役立つ愛の存在になるのだと。

そのためには、自分を壊すことを恐れてはならないのだと。




動物図鑑は、今回にて終わりです。


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ヨルムンガンド

2018-01-09 05:13:49 | 動物図鑑


世界蛇。人間世界をとりまくという、巨大な蛇。

神々の栄光が黄昏を迎える時、大量の海の水とともに、人間世界に押し寄せるという。

それには恐竜の滅亡、あるいはアトランティスの沈没という、地球の記憶が秘められている。

いやなことをするものは、暗黒が滅ぼすぞという、神の陰の意志である。

人間世界は、そのような滅亡の匂いのする蛇に取り巻かれているのだ。

その蛇はあまりに大きく、世界を囲みながら、ウロボロスのように自分の尾を噛んでいるという。






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ウロボロス

2018-01-05 05:14:37 | 動物図鑑


自分の尾を噛んだ蛇、または竜の姿。

これは自己存在の迷走の象徴である。

それと知らず自分の尾を噛み、その痛さに耐えきれず、また強く自分の尾を噛み、また一層痛くなり、また噛む、という状態に陥った自己存在の虚無的状況を表す。

人間は時に嫉妬を主な原因として、神を攻撃するが、それが自分を攻撃していることに気付かないのだ。結局は自分がつらいことになり、そのつらさがいやでまた神を攻撃する。神を攻撃すればまた自分がつらいことになる。神こそが自分の姿だからだ。

ウロボロスは一切の変化と進歩を拒否し、この永遠の自己矛盾の輪の中から出てこようとしない。怖いからだ。同じことを繰り返す死のような毎日に安ど感を見出している限り、この苦しみは続く。どうすればこの恐ろしい結び目を解けるのか。それに必要なのはアレクサンドロスの剣のごとき一撃である。

堪えがたい痛みをも耐えねばならないが、一旦ほどければもう、二度と自分の尾を噛むことはない。






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カッコウ

2017-12-28 05:10:08 | 動物図鑑


美しく、魅力的な声を持つが、これは盗人の隠喩である。

この鳥は自分では巣をつくらず、他の鳥の巣に卵を産み込み、自分の子を他の鳥に育てさせる。

このような生き方を、神が許していることに注目しなさい。

なぜ、他の存在から愛を盗むような生き方をしている鳥が自然界にいるのか。

彼らは親を知らない。他の鳥なら、自分の親を見て自分を知ることができるだろうが、この鳥は果たして、自分がカッコウという鳥だということを知っているのだろうか。

自分をほかの鳥だと思っていはしないか。

神はおもしろいことを教えようとなさっている。






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クラーケン

2017-12-24 05:05:55 | 動物図鑑


島のように巨大な頭足類の姿をした海の怪物。荒れる海の波のような、しなる腕を持つという。船を襲い、人間を海に引きずり込む。

陸生動物であるヒトにとって、海は異界に等しい。異星と言ってもいい。そこで長期間生存することは事実上ヒトには不可能だ。

だがヒトにはクマやイヌにはない性質がある。無謀な冒険をしてみたい。そのような、焦りに似た情熱がある。神にさからい、馬鹿なことをしてみたい。

それが人間を海に向かわせるのである。

クラーケンはそのようなヒトの甘い考えに立ちはだかる、神の鞭である。人間にはわからない、ひどい世界があるということを、神が教えているのだ。

冒険したいという気持ちを妨げはしないが、神を甘く見ないほうがいい。十分に気をつけてやりなさいという意味なのである。

不可能に挑戦する自己存在の前に立ちはだかる、負の厳しさを表す。




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ヒュドラ

2017-12-20 10:26:25 | 動物図鑑


多数の頭を持つ蛇の怪物。

これは衆愚の暗喩である。

自己確立を恐れ、暗黒の大我という、集団自己の中に安堵して自分を溶かしていくとき、自己存在は秩序を離れ、混乱の状態に落ちる。

責任逃れが生じ、物欲や食欲や性欲を満たすためなら何をしてもいいという、独善が生じ、あらゆる美を破壊し始める。

この怪物を一人の力で倒すという英雄の伝説は、衆愚の暗黒に逃れようとする自分の恐怖を、自分で打倒していく、自己存在の確立の物語である。






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アノマロカリス

2017-12-16 05:09:42 | 動物図鑑


カンブリア紀に生息していた古生物。エビに似ているが現代に子孫は残っていない。

霊魂を有していたが、その進化度は魚類よりも低い。動くことはできるが、痛いということはわからない。

当時の最強捕食者と考えられているが、そうではなかった。この時代の生物は、乱雑に存在し、生態ピラミッドなどの秩序的なものはできていなかった。捕食者はいつでも被捕食者になり、被捕食者も容易に捕食者になりえた。恐怖などは存在しなかった。ゆえに逃げるということも、あまりしなかった。

生命は、他者を襲うということしか、ほとんどできなかった。

外界の認識も、他者の認識もほとんどなく、信号を感じたら何かがはじけるという感じだった。まだ生命は機械仕掛けのようだった。

セックスも存在しなかった。生物はほとんど自己増殖で増えた。それは原始的なエゴの増殖でもあった。





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細菌、ウィルス

2017-12-12 05:16:24 | 動物図鑑


細菌やウィルスというものには、霊魂はない。それは生命というものである。

動く機能を持っているが、意志は何もない。

ただそれは、一つの器として、神が宿ることがある。

エイズウィルスの発生は、神がおやりになったことである。

その病気によって、人類の罪を浄化するためである。

このように、まだごくごく初期の段階の存在は、ほぼ、神自身と言っていいほど、神から離れていないのである。





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アメミット

2017-12-08 05:13:14 | 動物図鑑


古代エジプトの幻獣。顔はワニ、たてがみと上半身はライオン、下半身はカバ。

人間が死ぬと、死者の魂は裁判にかけられ、その心臓をマアトの天秤にかけられる。そしてその心臓が「真実の羽根」よりも重かった場合、アメミットはその心臓を貪り食うという。

偽りを言ったり、馬鹿なことをしたりして 人を苦しめると、人は罪に穢れる。まだやり直しがきく間はよいが、それがゆきすぎると、馬鹿になる。

神の天秤は実在する。それは法則の天秤である。あなたがた人類は、遠い過去から苦い罪を犯し続け、神の天秤の棒が折れるほどの罪を犯している。

人間世界を、どこまでも馬鹿にしていくと、とうとうアメミットが現れる。

アメミットに心臓を食われた霊魂は二度と生まれ変わることができない。馬鹿なことをし続けていると、必ず取り返しのつかない破滅が来るのである。

破滅の象徴である。






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女媧

2017-12-04 05:14:34 | 動物図鑑


人面蛇身の創造神。黄土を練って人間を創った。最初のうちは丁寧に作って、それは高貴な人間になり、後になってぞんざいに作った人間は、卑しい人間になったという。

これは神霊に準ずる高い存在が人間世界に現れたものである。非常に個性的でまれな存在である。

中国神話の神だが、中国の文明そのものが、この存在に大きく影響されているものらしい。

神話では女神になっているが、男である。

だが神は、人間をぞんざいに作ったりはなさらない。すべての自己存在に、等しく美しい手間をかけてくださっている。高貴な人間と卑しい人間がいるように見えるのは、その人間が生まれた時期と、人間自身の学びの進み方によるものである。





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