幼児的エゴと依頼心の象徴。
ゲームとアニメのブームの到来とともに誕生した。
ポケットモンスターの略。怪物をポケットの中に入るほど小さくして飼ってみたいという子供の願望を具体化したものである。怪獣的な強さと愛玩動物的な愛らしさをあわせ持つという、自然界では考えられない特性を持つ。
様々な種類がいるという。
人間はこの動物をモンスターボールというカプセルの中に飼い、特に世話などしない。カプセルの中にいることがポケモンの幸福なのだと勝手に設定している。人間に飼われることによって制限される動物の苦しみがどういうものかということを、一切無視している。
トレーナーとしてこれらの動物を鍛え、戦わせるが、人間は一切戦わない。傷つくのも疲れるのも動物の方である。いろいろなことをしていると見せて偉そうにしているが、人間はほとんど何もしない。苦しいことや痛いことは、誰かがやってくれるだろうという、馬鹿の依頼心が作った、都合のいい二次元の動物である。
これは、万能の神を動物にして飼おうという試みである。もちろん現実に存在することはない。