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すもものごろごろ日記

すももの「ごろごろ」な毎日をつづっていきます♪もちろん理想は毎日「てきぱき」です(笑)

香水 ~ある人殺しの物語~

2007-01-26 | 映画&本&まんが
この物語、3月3日に映画が公開されるそうである。
実はこれ、私の大好きな本なのだ(もちろん持ってる♪)

関東へ引っ越してくるときも、この本を(ハードカバーなのに)持ってきてしまった。
時々、むしょ~に読みたくなるのだ。

冒頭の、当時のパリの悪臭について書かれている部分は、かなりインパクトがある。
これを言うのはかな~り恥ずかしいのだが、私、この部分が大好き(笑)
そして主人公が、この世界のすべてを匂いによって分類するところのすごさ。
初めての殺人に至るまでの描写のすごさ。

今までは、この本を人に貸すのは、ちょっと自分の人格を疑われそうな気がしてできなかった。

しかし、今回の映画化にあたっての記事を読むと、なんとこの本、世界45カ国で発売されている大ベストセラーなんだそうだ。

・・・なんだ。(ちょっとがっかり)
私だけの「秘密の快楽」だと思っていたのにィ(笑)

なので、映画が公開されてもDVDで発売されても、たぶん見ないと思う。
やっぱり私だけの秘密の楽しみにしておきたいから。

失踪日記

2007-01-09 | 映画&本&まんが
吾妻ひでお著「失踪日記」。

この本は、著者の実体験を描いたエッセイ風のまんがである。
私は、この人のまんがは読んだことがないが、この本はおもしろそうだな~と思ってチェックしていた。

すべて実話としながら、まんがの冒頭に、「リアルだと描くのがつらいし暗くなるから、人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています」と書かれている。
たしかに、かなり軽いトーンで描いてあり、絵がコロコロとかわいいので、笑いながらさらっと読めてしまう。

でも実は、その内容はかなりハードである。
自殺未遂、ホームレスとしての生活、アル中での入院。
自分の家族や仕事(まんが家)がありながら、ふらっと失踪して全く別の職につく。
雪の中、野宿をして、ゴミ箱から食べるものを探し、それでも酒はやめられない。
端から見れば、こんな悲惨な生活はないと思う。

それでも、読んで、明るく笑えてしまうのである。

それは、冒頭に本人も書いているとおり、そこに何かしらポジティブなものが感じられるからだと思う。


50回目のファースト・キス

2006-12-19 | 映画&本&まんが
「コープス・ブライド」と一緒に借りてきた、「50回目のファースト・キス」。
ドリュー・バリモア扮するヒロインは、交通事故の後遺症で短期記憶障害を患っている。
だから、主人公の男性と何度出会っても、一日過ぎるとすべて忘れてしまう。

ちょっと甘めのラブ・ロマンスかな~と思っていたら、これはコメディー(ラブコメ)だった。
ちょっと下品で下ネタ系のジョークやセリフがどんどん飛び出してくる。
その手のジョークが大好きな、私たち(特に彼)はもう大ウケ!
キャラも、かな~り濃いのが揃っていて、すっごくオモシロイ!(ちょっと痛いキャラもいるけど・・)
いやー、これはなかなかいい映画だった~

もちろんちょっとホロリとさせる場面もあり、最後も私の好きなハッピーエンド
私的には超オススメ映画だけど、ちょっと引く人もいるかもしれないな。

というわけで、下ネタで大笑いできる人は、ぜひ見てみてください!(笑)


コープス・ブライド

2006-12-18 | 映画&本&まんが
ティム・バートンが大好きである。
「エド・ウッド」のオープニングのかっこよさ、「マーズアタック」の色彩感覚にノックアウトされた。

ジョニー・デップも大好きである。
「ギルバート・グレイプ」でのナイーブさ、「ドン・ファン」でのセクシーさにこれまたノックアウトされた。

その二人が組んだ作品となれば、やっぱり見るしかないでしょう!

でもこの二人が好きと言っても、「スリーピー・ホロウ」や「チャーリーとチョコレート工場の秘密」のように、私的に「むむ・・」という作品もある。
と言うわけで、期待しつつ、ちょっと用心しながら見た、「コープスブライド」。

キャラクターはちょっと不気味なのだが、見ているうちに不思議とかわいく思えてくるところが、ティム・バートンマジックだな。
ロクな人間がいない現実世界がモノクロで、みょうにはじけきってる死者の世界がカラー
ダンスも歌もこなす骸骨たちが、芸達者でグッ

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のほうがちょっと好みかなという気はするが、でも「コープス・ブライド」の、このちょっとせつない話にホロリときたのだった。


ALWAYS 三丁目の夕日

2006-11-22 | 映画&本&まんが
小さい子供がいる生活は、(特に)新しい情報などに関しては、アンテナが低いなーと感じる。
たとえば、もうずいぶんテレビを見ていないし(こども番組は別だが)、映画も見ていない。
ウチは新聞も取ってないので、そのアンテナはさらに低い。

が、逆にそんな低いアンテナにも引っかかってくるものは、すごく必要な情報だったり、すごくいい物だったりする。
この映画は、そんな「すごくいい物」のひとつ

メインとなる二つの物語と、それにからむ小さな物語の中で、人を思いやる気持ちや、やり取りが、フンワリと心に残っていく。
見終わって、「すごい感動した~!」というのではない。
でも、ほのぼのとあったかい気持ちになった
映画の中の彼らは、どこかで物語を続け、子供たちもずっと成長していくのだという感じ・・とは、彼談。(ウマイこと言うじゃん!

ちなみに、私は別に「昔はよかった」とは思っていないし、昔にくらべて今が良くないとも思っていない。
今の世の中、たしかに人間関係は昔に比べてずっと希薄になっているかもしれないけど、家族や友達を大事に思う気持ちは、変わらないと思っている。
たくさんの人がそう思っているから、この映画、こんなにヒットしたんじゃないかな~。

もっと続きが見たいなーと思っていたら、続編が作られるよう。
楽しみ~♪♪


「マラソン」

2006-11-12 | 映画&本&まんが
この映画を借りたいきさつ。
この映画をオススメしていた友人に、「『マラソン』まだ見てないんですよねー。」と言ったら、「ちょうど今、友達からDVDが帰ってきましたよ。」と言って、まるでドラえもんのポケットのように、かばんの中から出てきた(笑)
ウレシすぎるっ♪♪


というワケで、まずこの映画のストーリー。
韓国の実話を元にした映画で、自閉症の青年チョウォンとその母親が主人公。
チョウォンがマラソンで42.195キロを走るまでが縦糸、母親やコーチとの絡みが横糸として綴られていく。

冒頭シーンがせつない。
いつまでも言葉を発しない、幼いチョウォンに、母親が必死で言葉を繰り返す。
「『雨がザーザー降ってます』って言ってごらん!言えるでしょ!?」と・・。

「なぜこの子は他の子のように話せないのか?」
「もしかして何か障害があるのだろうか?」
「そんなはずはない。ただちょっと成長が遅いだけだ。」
そんな、母親の心の叫びが聞こえるような気がした。

チョウォンの母親は、チョウォンが自閉症だと分かってからは、自分の人生、そして他の家族をすべて犠牲にして、チョウォンに尽くす。
そして、チョウォンの人生を、すべて自分が抱え込む決心をする。
しかし、それをコーチに「母親のエゴだ」と言われてしまう。

実際、チョウォンしか見えていない母親は、逆にチョウォンの出すサインに気づかない。だからマラソンも、自分がチョウォンに走らせたいだけなのではないかと、思い込んでしまう。

この映画を見ていて、以前見たドキュメンタリーを思い出した。
自閉症の子供を抱えた母親が、自分の体調の不安もあり、このままの状態が続くのなら無理心中しかないということを、インタビューの中でほのめかしていた。

これを見たとき、その母親の不安と苦しみが痛いほど分かりながらも、どうしても共感することができなかった。
もし自分がいなくなって、子供がつらい人生を歩むことになるかもしれないとしても、子供の生死を、人生を、他人が決めてしまっていいのだろうか。
なぜなら、子供の人生と母親の人生は別なのだから。
自閉症の子供がどんなにサポートを必要としていても、その人生はあくまで本人のものだ。

映画の中でも、フルマラソンを走りたかったのは、誰でもないチョウォンだった。


ハチドリのひとしずく

2006-09-28 | 映画&本&まんが
少し前、テレビの「こども手話ニュース」で紹介していた本。
タイトルは「ハチドリのひとしずく」。
もしかして結構有名な本なのかな。とても印象的な内容だった。

お話はとても短くて、「森が燃えている」というところから始まる。
たくさんの動物が逃げていく中、たった一羽の小さなハチドリが、一滴ずつ、火の上に水を落としていく。

他の動物たちが「そんなことをしていったい何になるんだ」
と笑うと、ハチドリはこう答える。

「私は私にできることをしているだけ」


お話はこれでおしまい。

でも、自分にも何かできることがあるんだということ、
そして、それは小さくても、けっして無駄なことではないのだ、と勇気を与えてくれる。
子どもにも(いつか)ぜひ読んでほしいな~と思って、買ってしまった


ところで、この本にはサブタイトルや解説がわんさかついているのだが、それはあんまりいらない気が・・
話がシンプルなだけに、余計に気になる。


まんが三昧

2006-08-29 | 映画&本&まんが
実家に帰ってきて必ずすることは、寿司を食べに行く以外にもある。
それは、まんがをたっぷり読むこと!
昔読んでたものから、新しく家に置いてあるものまで、いろいろ。

今回は、「清水玲子」もの、新旧取り混ぜて一気に読む。
この人の、SFなのに超ロマンチックなストーリーは、私の心をいつでもわしづかみにする(笑)
少女まんがのSFなので、つっこみどころは多々あるのだが、それでもこの人の視点の斬新さ、時にせつないストーリー展開は、いつ読んでも胸がキュンなのだ。


写真:今日、実家の近くにある梨園へ、妹と息子と一緒に行って、梨を買ってきた。



キンジョウブ

2006-05-10 | 映画&本&まんが
「キンジョウブ」。なんのことであるか。
「金城武」を音読みしただけである。彼が「キンジョウブの映画か~」と言ったので・・(なぜ音読みする?)

さて、本題
Gさんにお借りしたDVD「ターンライト・ターンレフト」。(ありがとうございました~♪)
話の内容は、恋愛映画の常道、「すれ違うふたり」である。
しかしただのすれ違いではない。もう徹底してるのだ。
ホントにありえないすれ違いっぷりなんだけど、もうそこはウムを言わせない。
そして、すごいラストでダメ押しされる。

あ、ありえないよ~!このラストは・・!(彼と私、大うけ!)
金城武とヒロインが大真面目なんだけど、そこがさらに笑いを誘う。
しかし、この大雑把さ。好きだわ~

ところで、この話の中に出てくる、食堂の女の子がとってもかわいい
この女の子とお医者さん、脇役の二人が光ってる
この二人のおかげで、物語がぐいぐい進むという感じ。
ちなみに、この二人、主役の二人こそが、自分たちの人生の脇役だと言い切るのだ。たしかにそれぐらいインパクトがあった。

ほのぼのしつつ、大笑いもしたいという方におすすめの映画です