絵のなかの一羽のように
アオサギが、
一心に
水面(みなも)を見つめていた。
冷たい水のなかで
永遠につづきそうな その、
静止
ちらちらと
光に縁どられる輪郭
美しい
その曲線
風にさざめく水面に
きらめく光
水に映る
枯れすすき
風が鳴っても
光が揺れても
惑わず
一心に
待っている
凛として
美しく
揺るぎなく
その潔さに魅入られて
冬鷺としばし佇む
小晦日
きょうはもう
小晦日(こつごもり)の12月30日。
毎月の最終日は
「月籠り(つきこもり)」が変化して
「晦日(つごもり)」と呼び、
一年の最後の日は
「大」をつけて「大晦日」
その前日は「小」をつけて「小晦日」。
おおみそか、おおつごもり。
こつごもり。
日本語って
豊かで柔らかで
「こ」「つ」「ご」「も」「り」の
一音一音が心に響いて
ほんとうにステキだなぁと、
また思うわたしです。
2022年も
もうすぐ終わりますね。
ことしも
ここに
遊びにきてくださって
ありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
来年もまた、
きっとお会いしましょう。
桐花 拝
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STAND WITH UKRAINE
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