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睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

平家物語の冒頭は耳なし芳一から牡丹灯篭へ・敵もさるもの引っ掻くもの

2019-08-28 08:05:26 | ひびつれづれ
画像は山の家に連れて行った白メダカのカップル

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

ぎおんしょうじゃのかねのこえ
しょぎょうむじょうのひびきあり
しゃらそうじゅのはなのいろ
じょうしゃひっすいのことわりをあらわす
おごれるひともひさしからず
ただはるのよのゆめのごとし
たけきものもついにはほろびぬ
ひとえにかぜのまえのちりにおなじ

お馴染みの平家物語の冒頭の一節だが、
これを聞くと耳なし芳一が琵琶をじゃらんと鳴らし
牡丹灯篭へ続くイメージは夏の終わりを思わせる。


盛夏のうだる暑さのときにこの一節は出てこない、
微妙な感覚の軋みは季節の移ろいがもたらす侘しさ
みたいなものだろうか....このうつうつたる夏。


今朝も穏やかな朝を迎えた。
ツレは出勤前の慌ただしい合い間にトーストと
ハムエッグとホットミルクの朝食を用意してくれた。

本来ならぼくがやるべきだと思った。
わが家の大黒柱を支えるのはぼくの役目だからさ、
できる家事は全部やるよと云ってある。

「帰りにオロナイン買ってくるね」
ニタリとドアを閉めるツレを見て、
敵はさるもの引っ掻く者だと思った。

この天気だから洗濯はやめといて、
掃除機かけるだけでいいや。

がんばろ
なんとなくそう思った。





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