睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

管制塔の明かりと竜の目玉 (2018/9/1) サンライズ

2018-09-01 08:30:00 | 陽は昇り陽は沈む 空と月と太陽と



いつの頃からか、

管制塔の明かりが竜の目になった。
画竜点睛と大袈裟に言うからには少々の痛みは承知、
絵を描くより写真のほうが明快で分かりやすい。

ぼくにとって写真を撮ることは絵を描くのと同じこと。
手段が違っても譲れないことがある。
めんどくさいけど仕方がない。

今朝も太陽に導かれるように目が覚めた。
5時15分にカーテンを開けたら太陽は雲の中。
ネルドリップから滴り落ちる珈琲を横目に外を見ていた。

5時20分雲のあいだから太陽が顔を出す。
珈琲に口をつける間もなくカメラをつかむ、
8分の間に48枚撮った。

管制塔の明かりがない画像と気に入らない画像は削除、
残りはわずか10枚足らず。
いくら気に入った写真でも管制塔の明かりがなければ
「惜しい」とつぶやきながら削除する。

50枚オールボツの時はSDカードをゴミ箱に投げたいくらい、
もったいないからしないけど。
たった1枚でも当たりがあればいいのにさ。

わんこのマーキングはいつもの電信柱、
チンチロリンの賽の目に今日の運を託し、
競輪場に鳴り響くジャンに胸をときめかせ、
結果、競馬場に舞う外れ馬券の紙吹雪みたいな。

それもこれもカメラのウデがなくてセンスもない。
それでも懲りずにUPするのは、いつかきっと、
これまでを上書きするような奇跡の1枚が撮れるから。
鬼籍に入るまでのぼくの軌跡がここにあるみたいなw

ひとりひとりが持つ小宇宙を何らかの形で残すのは
大事なこと。時代の恩恵は余すことなく受け取ろう。
ちゃってね、
テキトーに馬耳東風で。


 


土曜の午後は山の家、

メダカの世話と庭掃除、
部屋の窓を開けて風を通す。

帰りはいつものように糸の切れた凧
あっちふらふら、こっちふらふら
たよりないったら、ありゃしない。




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