いつの頃からか、
管制塔の明かりが竜の目になった。
画竜点睛と大袈裟に言うからには少々の痛みは承知、
絵を描くより写真のほうが明快で分かりやすい。
ぼくにとって写真を撮ることは絵を描くのと同じこと。
手段が違っても譲れないことがある。
めんどくさいけど仕方がない。
今朝も太陽に導かれるように目が覚めた。
5時15分にカーテンを開けたら太陽は雲の中。
ネルドリップから滴り落ちる珈琲を横目に外を見ていた。
5時20分雲のあいだから太陽が顔を出す。
珈琲に口をつける間もなくカメラをつかむ、
8分の間に48枚撮った。
管制塔の明かりがない画像と気に入らない画像は削除、
残りはわずか10枚足らず。
いくら気に入った写真でも管制塔の明かりがなければ
「惜しい」とつぶやきながら削除する。
50枚オールボツの時はSDカードをゴミ箱に投げたいくらい、
もったいないからしないけど。
たった1枚でも当たりがあればいいのにさ。
わんこのマーキングはいつもの電信柱、
チンチロリンの賽の目に今日の運を託し、
競輪場に鳴り響くジャンに胸をときめかせ、
結果、競馬場に舞う外れ馬券の紙吹雪みたいな。
それもこれもカメラのウデがなくてセンスもない。
それでも懲りずにUPするのは、いつかきっと、
これまでを上書きするような奇跡の1枚が撮れるから。
鬼籍に入るまでのぼくの軌跡がここにあるみたいなw
ひとりひとりが持つ小宇宙を何らかの形で残すのは
大事なこと。時代の恩恵は余すことなく受け取ろう。
ちゃってね、
テキトーに馬耳東風で。
土曜の午後は山の家、
メダカの世話と庭掃除、
部屋の窓を開けて風を通す。
帰りはいつものように糸の切れた凧
あっちふらふら、こっちふらふら
たよりないったら、ありゃしない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます