親戚にカメラ好きなおっさんがいる。
銀塩カメラの頃からカメラ一筋でひと言多いおっさんが
今ではデジタルカメラの信奉者になっている。
わがオヤジにPENTAX銀塩を勧めたおっさんは、
口はうまいし、知識も豊富、だけど素人を見下すクセがある。
自分だってトーシロなのにさw
ある日、
おっさんは「よっ、久し振り」云いながら訪ねてきた。
その頃のぼくは頂き物のCanon kissDを持ったばかりで、
メダカを撮るのに四苦八苦していた。
たぶんそれを聞きつけて親切心でやってきたんだと思う。
5DなんちゃらのCanonのカメラに望遠レンズを着けて、
でかい三脚を肩にかついでやってきた。
その時に初めてマンフロットというメーカーを知った。
これで歩き回ったら周りに迷惑かけるだろう...とか、
三脚の方がおっさんより背が高いなんてことは黙っていた。
ぼくはメダカを撮りたいのに、なんか趣旨が違うよな。
そう、何かとズレてるけど憎めない人なんです。
父にはデジタルカメラなんて買っちゃダメと言いながら、
自分はちゃっかりデジタル使ってる。
思うに、
まだデジタルカメラに自信がなくて饒舌な講釈が云えない、
でも得意な銀塩なら任せとけ・・・てとこかな。
よく云えばおっさんは良心的、もしくはおっさんはずるい。
実は三脚とカメラは中古なんだとぼそっと教えてくれた。
中古でも高価だから奥さんを拝み倒して出してもらったと、
どこんちも一緒だね。
おっさんの次期サブカメラはミラーレスだって
よぼどお拝みかたがうまいんだな、
カメラよりそっち教えてよ。
あれからおっさんは平日に主のいない家を訪ねてくれる。
メダカは無事か、裏山と家に異変はないか...。
回ってくれるだけで有り難い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます