睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

大きくて黄色い満月(8/4月齢14.4)・歌人のこころあやしけり・コロナに負けるなTOKYO!!!

2020-08-05 11:09:24 | 散文うたかたの記



何年か前の女結婚詐欺のニュースがHDDに残っていた。
その時は記憶にとどめたい何かがあったに違いない。
録画に映る容疑者はこれで男を手玉に取れるのか?
首をかしげたくなるようなご面相の持ち主だった。

彼女はきっと男の心と玉々をぎゅっと掴んで離さない
得意ワザと面妖果敢な魅力の持ち主なんだろう。
ありきたりの美女が持っていない何か。

ぼくは腹に一物系の悪女が好きかな。
いい歳して清純可憐を装うオンナは苦手だから、
化けの皮を剥がす意地の悪さを発揮しないよう
距離を置いて「あっ、そう」で済ませる。

オカマちゃんと気が合うのはそういうところかも。
彼ら、もとい彼女らは人生の機微よりも心の機微を
よく知っている。

鬱状態のぼくが八つ当たりや悪態ついてもヘーキ、
いつもと同じにアタマを撫でてくれる(雰囲気的に)。
あからさまに避けたり、突き放したりしない。
自分らが抱える闇を光りに変えて包んでくれる。
その成熟度が羨ましい。

自分にはムリぽ
ビンタを喰らったら往復ビンタで返す
成熟度はまだ野生のままに。

血気を吸い込むパラボラと
語彙の泉が枯れないうちは
ほんにこやつはしょうもない。

話しがそれた。
悪女といえば、女帝百合子はぼくの永遠の彼女、
酸いも甘いも噛み分けて男を肥やしにのし上がる、
厚化粧の下の皺だらけの御尊顔をも拝したい。

叩けばホコリがわんさかで脛には傷があるらしい。
心臓に生えてる毛を1本づつ抜くのが面白そうで、
あれこれ検証する愉しみがある。

東京都の新コロナ感染者は第1波を越え連日300人台が
つづき、百合子女史は頭が痛かろう、
菅の横槍には頭突きで倍返しくらいの心意気で頑張れ。
コロナに負けるなTOKYO!!!














御簾の彼方にちらとみゆ
歌人のこころあやしけり
森羅万象ことほぎて
障りの中にうごめくは
夏虫もてるあかりかな





ぼくの好きな詩人:中野重治詩集から「雨の降る品川駅」
金子光晴と中野重治はぼくの血と肉の一部のようなもの、希求と拒絶を繰り返しながらアタマの中に居座っている。歴史的な扉が拓かれた8月2日の夜に思いだしてからこの二日間、ぼくの頭を離れな......





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