睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

いまがバラ色

2018-09-26 12:20:22 | 時事・世相・昭和~令和




裏山に人知れず柿の実がなっていた。
野鳥がついばんだ跡があるけど食べてない。
きっと渋柿なんだね。

横須賀基地に空母ロナルド・レーガンが残ったにしても、

戦闘機F/A18スーパーホーネットは厚木基地に飛来しない。
今年の春から段階を経て全てが岩国基地に移駐してしまった。
どうでもいいぼくの楽しみのひとつが消えた。

厚木基地騒音対策協議会構成県市
神奈川県・横浜市・藤沢市・茅ヶ崎市・相模原市・
大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・町田市

上記の構成の中に厚木市の記名がないのが今の
厚木市の存在を象徴しているようで可笑しい。
「勝手におやんなさい」というところか。

実際のところ厚木基地とは名ばかりで、
厚木基地は綾瀬市と大和市をまたいで存在している。

確かに戦闘機の音はうるさい。
訓練は洋上でやるにしても離発着時やtouch&goの訓練は
耳をふさぎたくなるような騒音をばらまいている。

直近の地域には国費でそれなりの対策は取られているが、
それでも耐えかねての騒音訴訟だと斟酌する。

岩国基地への移駐は騒音苦情と日本防衛を天秤にかけての
決定だと思うが、
弱腰に思えてしょうがない。
厚木基地は首都東京を抱える東日本の要じゃなかったのか。

マッカーサー元帥が降り立った時代を云うまでもなく、
厚木基地の歴史は古い。
ヨロイカブトの紐を切られ断罪を待つ武士の面持ち。

あとから来た者に臭い汚い不衛生と厳しい苦情を云われ、
その地で長年やってきた養豚場や養鶏場が廃業の憂き目や
山奥への移転を余儀なくされたことを思いだす。

ぼくの友人の家もそうだった。
農耕民族の懐かしい原風景が失われていく
諸般の事情は違うにせよ根源は同じ。

大手スーパーの魚と肉のお買い得品はほとんどが中国や米国
からの輸入品、
国産というだけで値段が跳ね上がる。
野菜は天候次第、商社は暗躍しながら自前の天気予報に賭け、
メハシの効く農家がJAを頼らず輸出に走るのもむべなるかな。

島国日本を大陸の小国と同じに捉え非武装中立の国が理想との
世迷言を聞かされ唖然とした昨日の夜、
同時にアメリカさんはすごいなとヘンに感心した夜でもあった。
おかげで飲みすぎた。

30年後の日本はどうなっているんだろ、
天変地異・飢饉・内紛・戦争・・・破壊と再生。
いずれにしても歴史は繰り返す。

いまがバラ色。
そう思って日々を過ごすしあわせ。

 

 



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