裏山に人知れず柿の実がなっていた。
野鳥がついばんだ跡があるけど食べてない。
きっと渋柿なんだね。
横須賀基地に空母ロナルド・レーガンが残ったにしても、
戦闘機F/A18スーパーホーネットは厚木基地に飛来しない。
今年の春から段階を経て全てが岩国基地に移駐してしまった。
どうでもいいぼくの楽しみのひとつが消えた。
厚木基地騒音対策協議会構成県市
神奈川県・横浜市・藤沢市・茅ヶ崎市・相模原市・
大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・町田市
上記の構成の中に厚木市の記名がないのが今の
厚木市の存在を象徴しているようで可笑しい。
「勝手におやんなさい」というところか。
実際のところ厚木基地とは名ばかりで、
厚木基地は綾瀬市と大和市をまたいで存在している。
確かに戦闘機の音はうるさい。
訓練は洋上でやるにしても離発着時やtouch&goの訓練は
耳をふさぎたくなるような騒音をばらまいている。
直近の地域には国費でそれなりの対策は取られているが、
それでも耐えかねての騒音訴訟だと斟酌する。
岩国基地への移駐は騒音苦情と日本防衛を天秤にかけての
決定だと思うが、弱腰に思えてしょうがない。
厚木基地は首都東京を抱える東日本の要じゃなかったのか。
マッカーサー元帥が降り立った時代を云うまでもなく、
厚木基地の歴史は古い。
ヨロイカブトの紐を切られ断罪を待つ武士の面持ち。
あとから来た者に臭い汚い不衛生と厳しい苦情を云われ、
その地で長年やってきた養豚場や養鶏場が廃業の憂き目や
山奥への移転を余儀なくされたことを思いだす。
ぼくの友人の家もそうだった。
農耕民族の懐かしい原風景が失われていく
諸般の事情は違うにせよ根源は同じ。
大手スーパーの魚と肉のお買い得品はほとんどが中国や米国
からの輸入品、国産というだけで値段が跳ね上がる。
野菜は天候次第、商社は暗躍しながら自前の天気予報に賭け、
メハシの効く農家がJAを頼らず輸出に走るのもむべなるかな。
島国日本を大陸の小国と同じに捉え非武装中立の国が理想との
世迷言を聞かされ唖然とした昨日の夜、
同時にアメリカさんはすごいなとヘンに感心した夜でもあった。
おかげで飲みすぎた。
30年後の日本はどうなっているんだろ、
天変地異・飢饉・内紛・戦争・・・破壊と再生。
いずれにしても歴史は繰り返す。
いまがバラ色。
そう思って日々を過ごすしあわせ。
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