睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

真夏の水質悪化は悪循環のスパイラル

2011-07-18 07:27:23 | 屋外メダカの夏

ミナミヌマエビ(小)のエサを横取りした楊貴妃の幼魚
それを目で追う食いしんぼなメダカたち
60Lタライの稚魚はみんな腹メタボで♀体型が多い



毎日暑い日がつづく。
水の減りが異様に早く、水面に細かい気泡がぷちぷちと湧いている。
水中にもさもさしていた緑のコケが黄緑になって水面に浮くようになった。

水温があがりメダカが活性化すると排泄物のアンモニアや亜硝酸が増え、
それを消化する役目のバクテリアは酸素不足で働きが弱まる。
またバクテリアが増えれば硝酸塩の発生も増えてくる...
バランスの崩れた水槽が陥るのは目に見えない悪循環スパイラル。

不可視の水質悪化を防ぐにはこまめな水換えしかない。
前日に100均バケツ(8L)4個に水を入れ、3個はベランダに1個は室内においておく。
早朝まだ水温が上がらないうちに、水槽容量の20%程度の水を換える、
これは毎週1回、水足しは毎日、ひしゃく1.2杯の水換えはしょっちゅう。

人差し指を入れてぬるま湯に感じる。
それは自分の体温より水温のほうがが高いということ...37℃前後。
深さのある睡蓮鉢なら底のほうは冷たいからまだしも、水深の浅い容器は
底のほうまでぬくい。
とくに容器が樹脂製(プラスチックなど)だと水温の変化は急上昇する。

そんなときの応急処置
水を凍らせたペットボトルを入れるか、凍らせた保冷剤を二重チャックの
ジップロックに入れ水面に浮かべる。

焼け石に水だけど、確実に1℃~2℃はゆるやかに下がる。
下がるのを待つあいだに間に合わせの日陰をつくろう。

ガッツがある白メダカの幼魚



最近使った間にあわせ素材はダンボール箱、カッターで1枚の板にしてから
2ヶ所に浅い切れ目を入れ「コ」の字型に折り曲げ成形する。
ガムテープで自立するまでがっちり補強し、プランターの下に「コ」の字型の
底辺を差し込むと自立式片屋根の日陰ができた。

稚魚の屋外育成用には発砲スチロールがベスト
いろんな容器を使ってみた結果、いちばんいいのが発砲スチロールの箱。
ある程度の深さがあり厚みがあるほどいい。
夜間に下がった水温をじっくりキープしてくれるので、朝の水温上昇もゆるやか。

東向きのわが家のベランダは白々と夜が明ける午前5時過ぎから陽があたり、
午前10時ころが陽射しのピーク、それをすぎると徐々に陽が翳ってゆく。
ピーク時のスチロール箱の水温は32℃でちょうどいい水温。

樹脂製プランターにいた稚魚の半分が消えた。
水温の急上昇に身体がついていけない稚魚にとってはつらい環境だった、
早く気づいてやれず可哀相なことをした。

今は室内の稚魚プラケ2個も役目を終え、稚魚は45cm水槽にまとめて移動、
ベランダは60Lタライと白スチロ箱3個と緑スチロ箱の計4個に集約した。

60Lタライには成魚に近いのが16匹、2cm前後の幼魚が40匹前後、
1.5cmくらいのがチビが20匹ほど。

4個のスチロ箱と45cm水槽にいる稚魚およそ150匹はまだ1cm前後と小さい、
この子たちが幼魚になる頃、60Lタライのメダカは本宅の睡蓮鉢に移す予定です。

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今日もピーカン、風つよし。

台風の備えは暴風と大量の雨水混入に注意。
睡蓮鉢の日除けを兼ねたビーチパラソルが心配になってきた。
ペグ打って固定しなくちゃ、睡蓮鉢の水は減らして、まわりを片付けて...。

今日も忙しくなるな。





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