千衣子(猫)と満月

窓際のベッドに寝転がった千衣子は
じっと外を見ていた
「ちぃ何見てる？」
その視線の先を追うと
夜空にぽっかり浮かぶ満月がある

猫のぶんざいで仰向けで月を見るなんて
なんとあっぱれな千衣子。


Cannon EOS Kiss X4


七賢をぐびっとやる気分で
牛乳をごくっと飲んだ
そのギャップにむせた
月が笑う。


Cannon EOS Kiss X4


昨日の赤い落雷を見た人が会社にもいた。
取引先や顧客からも落雷でFAXがダメとか停電で電話が使えないの
連絡が入る。うちの会社も本支店間のWANが逝った。

障害情報を聞く度に落雷mapはだんだん実家に近づいてくる、
裏山のあの太いケヤキに落雷したら実家は被害をこうむるな、
激しい雨でプラ舟の水は溢れてないだろうか....。

夜8時に実家到着、センサーライトが玄関ポーチの睡蓮鉢を照らす。
ここは軒下だからOK、庭のプラ舟と鉢はオーバーフローしていたが
メダカは無事だった。

頭にヘッデンを付け両手にひしゃくを持ち、鉢の水をかい出してる姿を
知らない人が見たら「怪しい人物」と思うだろう。
ま、それもヨシ、むふふと笑う。

全天から落ちる恵みの雨よ、
頼むから穏やかに降ってくれ。


　　(老舎／駱駝祥子)
　　雨は金持ちの上にも降れば、貧乏人の上にも降る。
　　善人の上にも降れば、悪人の上にも降る。
　　とはいえ、雨はけっして公平とは言えぬ。
　　もともとが不公平な世の中の上に降るからだ。