睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

寅さんの聖地葛飾柴又帝釈天と参道を歩く②やぶ忠のさくら定食

2020-01-23 08:30:04 | 東京散歩・神社仏閣・小さな旅





帝釈天の参道は平日でも賑わっていた。
老若男女が集まる後利益とはホントかなと思いつつ
参道を歩き、柴又駅で寅さんの銅像を写真に収めて
いよいよ食事処を探した。

朝にパンを食べただけで午後3時はお腹ぺこぺこ、
まずはみたらし団子を食べる。
髙木屋に入ってすぐ左側にある販売機で食券を買う。
みたらし団子2本400円はバブリーだけどセルフの
お茶と休憩つきだからね。

 

残念なのは団子が常温だったこと。
柔らかくて美味なのに画竜点睛を欠く思いがした。
店内の椅子に座って待つからには焼きたて団子が
くるものは先入観らしい。

店内にはご老人がたくさんいた。
どこにでも一人はいる婦人会の世話役タイプの
ご婦人がセルフの急須を持ちながらテーブルを
つぎ回っていた。

相互扶助の下町風情って意外なとこにあるもんだ
と感心して見ていたけど、
ぼくら二人のテーブルには来なかったw

高木屋を出ると先ほどまで賑わっていた参道は
潮が引くようにまばらになっている。
食事は鰻or手打ち蕎麦か迷って蕎麦にした。





「やぶ忠」の店先にいたお兄さんに「そばうまい?」
と尋ねたらはにかんで肯定しなかったのでここにした。
店の一番奥の左側のテーブルに座りメニューを見る。
お奨めは「さくら定食」と「寅さん定食」とある。




鴨は苦手なので「さくら定食」をチョイス。
箸をつける前に写真を撮ろうとM6を用意したのに
やっぱりひと口食べてから気が付いた。

さくら定食はカゴ盛りのほかに蕎麦が付く、デザートは水羊羹


ツレは天せいろ


天ぷら(エビ・キス・椎茸・ピーマン・かぼちゃ)good.
手打ち蕎麦は田舎蕎麦風の香りとコシがあってうまい、
ツユはキリっとやや甘め、さらっとした蕎麦湯に合っている。
(蕎麦湯は小さなポットに入ってくる)

 

ボリュームがあって小鉢のどれも美味しかった。
味噌田楽と焼きおにぎりは懐かしい味がいい。
これで1550円はリーズナブルでお勧めです。
腹もすいていたので完食。


正月の風物詩と云われた寅さん映画の絶頂期には
まったく関心がなかった。

渥美清さんが亡くなってしばらくしてから、
なにげにCSで見た「男はつらいよ」シリーズで
強く感じるモノがあった。
今さらながら渥美清の代役はいないということ。

美空ひばりに代役がいないように、
渥美清も代役が立てられない稀有の人だったのだ。
品川にいるうちに一度は柴又を訪れようと思っていた。

今回はパスした記念館や寅さんゆかりの地を次回は
かならず訪れようと思っている。



 


帰り道に車窓から撮った夕陽










最新の画像もっと見る

コメントを投稿