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睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

茶ブチメダカの最後を看取った夜

2009-09-30 21:26:02 | メダカの四季・身近にいる生き物

不細工だけど愛嬌ある茶ブチが死んだ。


今年の春に満2歳を過ぎたころから少ししづづ痩せ始めた。


いつも白メダカと一緒にいた茶ブチ


この頃はまだ恋敵のメダカを追い払う余裕があった。


追いつ追われつの茶ブチと白メダカ。




9月下旬、さらに痩せ細り動きが緩慢になった。これが最後の写真。それとここに。



体長がそのままで体巾ばかり減るもんだから、
上から見ると逆三角形のマチ針のようだ。

餌もたべず、ヒトのカゲにもおびえず、
魚生を達観したように水面をゆらりゆらりと泳いでいた。


末期の異変に気付いてから、
2日目、ときどきカラダを斜めにかしげたり、ひらり回転させたり、それでも何とか生きていた。
3日目、とうとう泳ぐのを諦めたのか、アサザの葉によりかかりヒレだけを動かしている。
夜7時、力尽きたように静かに鉢底に沈んでいった。

岩のくぼみにカラダを隠し尻尾を見せて微動だにしない。
もう何回この光景を見ただろうか、
もう明日の朝まで持たないだろう。

それから1時間もしないうちに茶ブチは死んだ。
私の手の中でやせ細った茶ブチは透き通るように色を失くしてゆく...。
さようなら、可愛い茶ブチ。
ありがとう。

2009年9月29日、夜8時。


相棒の茶ブチメダカを失った白メダカのその後



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (nature lover)
2011-06-12 10:22:08
茶ブチくん、すごくかわいいです。

今頃は大好きな白メダカちゃんと一緒に楽しく元気一杯に泳ぎまわっているのでしょうね。

仲良しの2匹だったから…。

そうやって考えると、悲しいけれど救われます。

老衰なのかという判断がいまだにできず、メダカがぼーっとしたり少し痩せてきたりすると病気かと思ってあれこれいじってしまいます。潔く逝かせてあげられません。

結果苦しめているのかもしれません。

でも、諦めきれなくて…。

安らかな気持ちで送ってあげられるようになりたいです…。

まだまだ時間がかかりそうです。
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なすがまま、あるがまま (睡蓮)
2011-06-12 20:01:23
生きるのをやめたら死ぬしかない。
人間はなまじ考える力と想像力があるから、あれこれ迷ってじたばたする。
動物は死期を悟ったら素直に死ぬ。
たくさんのメダカの死を見てそう思った。

それからは、孵化直後に落ちても、5歳の長寿を全うしても、どれもメダカの天命だと感じるようになった。
稚魚は生き残る強い稚魚のために、老メダカは若いメダカのために、そこには何ひとつムダがない。

気をつけているのは、自分の不注意でメダカを死なせないこと。
だから、ヒマさえあれば見ている(笑)

小さな命を預かるおかげで、ささやかで大きな充実を得ている。多謝感謝ですね。



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