Jesusの降誕祭は何でも許されるかな？A～メン

ホコリが舞う砂利道を神奈中のボンネットバスに乗り、
ひと山越えて町の幼稚園に通っていた。
くるぶしまである黒い宣教服と胸にかけるロザリオが
珍しくて、青い目の牧師さんに会うのがうれしかった。

牧師さんはやさしいカタコトの日本語で話しかけて

いつもカラフルで美しい小さなカードをくれた。

ぼくはそれをメンコより大事にしていた。

讃美歌もたくさん教わったはずなのに、

覚えているのは最後に唱えるアーメンだけ、

胸に十字を切りアーメンというだけで

なんでも許されると思っていた。

朝起きて洗顔をおえると仏壇の前に呼ばれる。
母と叔母の真ん中にちょこんとすわるのだが、
ぼくには座布団がなかった。

開経偈・観音経or心経・回向の簡単な勤行だが、
幼いぼくには試練の日課だった。
ある日、どうしてもいやでダダをこねたら頬をつねられた。
母に向かって十字を切りながら、
「ぼくはあなたを許します･･･アーメン」と云ったら、
叔母とふたりでさんざ笑ったくせに尻をペンとぶたれた。

クリスマスソングを聴いていたら、

あれもこれもとよみがえってきた。

スライド式の記憶パネルをぱらぱらめくり、

ときどきトランプみたいにシャッフルする。

まだまだ尽きない。

ツレがこんな時間に帰ってきた。

予想より3時間早い( ﾟДﾟ)

Christmasケーキを買うつもりで早く退社したけど

お気に入りの店は大きいホールケーキしか残って

なくてあきらめた、フルーツシュトレン(Stollen )も

ないってさ。しかたないね、来年でいいよ。

ぼくはケーキよりシャンパンがいい･･･

昨日そういっておけばよかった、

Jesusの降誕祭は何でも許されるかも( ﾟДﾟ)

ご飯の支度を手伝うから

早めに切り上げて、

ぼくの虎の子をだすよ。

乾杯！

みなさんも

Christmas Eveを

愉しんでください

宗派を超えて

みんな神の子

Goodnight

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