妻の命日。2013年に亡くなったので満10年を迎えた。何一つ変わらない。
今でも一緒の暮らしをしている。妻の服を秋冬はずっと身に付けていた。
一番重宝したのはチョッキ。さすがヘタって来た。直せないので廃棄する。
市役所、銀行と姪のカットに行った。1100歩を越した。歩いて気が付いた。
体が左へ約10度傾いていた。左へ流れていく。状況を確認した。家に戻り
矯正を始めた。そう簡単には戻らない。続けるよう。
中学以来今でも荷物は左で持っていた。スーパーでの買い物かごも全て左。
右手は常に開けておきたかった。ひったくり防止にも支えにも使う。
当分右手を使う事にした。元々大事な物は持ち歩かない。単なる習慣。
歩いていて少しは良くなる気がする。
整体で身に付けていたはずが予想外。今のままではすぐに歩けなくなる。
癌の事は医者任せにして頭から消去した。目を閉じれば現実は消える。
観念の世界に逃げる。死を目前にしてそれも良しとしよう。
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