14歳の母。

ドラマを観た。
14歳の母。
私のように30を過ぎても子供のいない女性は、どんな思いで観ているのかな。
そう思った。
ドラマの中で、
「赤ちゃんが産まれることはとても奇跡的なこと」
って言っていたけど、そのとおりだと思う。
いろんな意見があると思うけれど、
若くして出産することに、私は羨ましさを覚えた。

出産を終えても、自分の夢を追えるチャンスがあるじゃない。

海外の研究者には、学生のうちに結婚、出産をして、
子供がある程度大きくなってから博士課程に進む女性が多くいる。
すてきなことだと思うし、
彼女たちはしっかり人生設計をしているように思える。
女性は妊娠するとあるホルモンが分泌されて、
複数のことを同時にこなす能力が備わるという報告を読んだことがある。
（とても興味深くて、そんな研究にも携わってみたいとも思った）
確かに、会社で子供のいる女性たちをみていると、仕事が速い。
何か違うパワーを感じる。
「母は強し」
まさにそんな感じだ。
私もそうなりたい。
いつもそう思う。

「母」ってすごいんだな。

このドラマを観て、14歳が子供を産むことについて考えるよりも、
赤ちゃんを産むという女性の能力のすばらしさを考えた1時間だった。
きっと14歳の母は強くたくましく生きていくんだろうな。
少し羨ましかった。

新米。

新米はやはり美味い。

まだ家に前のお米があったので、今年はまだ新米を食べていなかった。
先日妹が秋田から来たときに持ってくれたので、
土曜日にさっそく炊いた。

まず炊き上がりのつやが違う。
お米ってこんなに光るのか～って思うくらい、ほんとにつやつやしている。
口に入れると、また感動。
美味い。
ご飯だけでぱくぱく食べられる。

これでおにぎりを作ると、また美味い。
今日は焼きおにぎりを作ってだんな様を待っていたが、
帰りが遅そうなので、明日食べてもらおう。
私は残念ながら、「食べられないウィーク」なので（困）、
はあ・・・とため息をつきながらじ～っとおにぎりを見つめている。

実家から来る「あきたこまち」は、売っているものよりおいしいんだと思う。
親戚の農家で作っているもので、ほんとに美味いんだな。
作っている場所の水がいいんだって父が言っていた。
ってことは、私が育った地域はほんとにいい場所だったんだ。

これぞ故郷自慢。
秋田県って「食」には贅沢だと思う。
高級料理ってことではなく、食材のレベルが高いというか。
食べることに贅沢。
私の母も「食」にはこだわっていたように思う。
良い食材でおいしいものを作ってくれた。
昔はコンビにもなかったし、田舎だからファーストフード店もないし、
それは今となっては「いい環境」だったような気がする。
「カップラーメンを生まれてから10回も食べたことがない」
って言うとすっごく驚かれるけど、
母は職業柄もそんなところにもこだわっていたんだと思う。
たくさんの食材を小さい頃から食べさせてくれて、
おかげで私は嫌いなものがほとんどない。
なんでも「おいしい」と思える。
これは私の自慢で、ステキなことだと思う。
そして私たち姉妹をそんな風に育ててくれた母の
ステキなこだわりだと思っている。

親や故郷への感謝。
新米を食べて、いろんなことを思った。
そんな今日この頃。

明日からもまたがんばらなくちゃ。