つばさのリベンジ

スイミングスクールでの進級テスト、前回は０．０１秒に泣いたつばさ、いよいよリベンジの時がきた。
２６日（月）、クロール５０ｍにチャレンジである。
１１歳のつばさの制限タイムは５５秒。
きっと合格するから、全力で泳いでごらん。

２３日（金）に、すばるが５３秒台をたたき出して、先に進級を決めている。
つばさは、
”やばいな・・・・・。”
といいながらも、腐るでもなく、スイミングに出かけた。

つばさがコーチに呼ばれて泳いだのは６番目。
淡々とプールに入ってスタートした。
前回よりも勢いがあって、これならきっと大丈夫。
クイックターンはやめて、タッチターン。
こっちの方が、タイムロスがないからね。
泳ぎ終わって、コーチと一言、二言、見学ロビーに向かって小さくガッツポーズ。

スイミングの前に、つばさ＆すばるママの方が心配で、いろいろと入れ知恵をしていたのだ。
”すばるは、タッチターンだったよ、クイックしなくてもいいんじゃないの？”
”アップで疲れちゃうなら、少し、手を抜いたら？”
それでも、つばさは淡々とコーチの指示通り泳いでいた。
タッチターンも、コーチがどちらでもいいといって下さったから、そうしたのだという。

真面目なつばさに、勝利の女神が微笑んだのだ。
タイムは５０秒４８。
兄貴の面目躍如でＳ４級に進級、おめでとう。