ホームランバー ~小2の憂鬱~

2006年05月11日 | Weblog
下の息子は、小学校2年生。
学童保育所に通っている。
今年度、私が代表を務めている、あの、学童。

そこでは、毎月1回、100円を持って、
みんなでファミリーマートに出かけて、
それぞれ好きなお菓子を買うことができる。

先月、彼は、ホームランバーを買って、
なんと当りを引き当てた。
(ホームランバーを知らないヒトは、
http://homepage3.nifty.com/yuyat/nagoya/homerun.htm
でもみてね。)

よほどうれしかったらしく、
家に帰ってからも、ずーっとその話でこきげん。
「いちばん暑い8月までとっといて、そのときになったら
ホームランバーと交換するんだー。」と、はしゃいでいた。

今日、5月のファミマの日。

どうやら、1年生のうちのひとりが、こっそり
宝箱の中から当り棒を取り出して、自分の分として
食べてしまったらしい。

相手が下級生だということもあって、
あまり強く追求できなかったらしい。

その様子を見かねたのか、
よく彼をいじめたりする、上の6年生になる息子が、
ホームランバーをわざわざ買って、当りが出たら
その棒を弟にあげようとまでしたらしい。

家に帰っても、あまりその話について
深くは話さない、どころか、
夜9時過ぎても、時間割をしながら
自分の机に向かって、ボーッと考え事をしている。
よほどショックだったらしい。

つぎに他のお菓子で当りが出ても、
またとられるかも・・・。

とつぶやく始末。

やさしいのもいいけれど、
ずっとやさしいままでいるためには、
それなりの覚悟が必要だし、
その覚悟ができないなら、言うべきことは言わないと。
どっちもできないなら、
それはいくじなしと言うんだ。

世間というのは、時にはもっともっと厳しいぞ。強くなれ。

と、心の中ではつぶやきながらも、
寝顔を見ながら、布団を掛けてやるのがせいいっぱいだった。
コメント (2)
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