その存在を知ったのは小学生の頃。
しかし、その頃の志段味地区は、山。森。雑木林。
小学生の手におえる地域ではなかった。
最近、宅地造成が進み、そのための再調査や再発掘が行われ、
俄然、全国的に注目を浴びている。
遺物の数々が名古屋市博物館の常設展に加えられたことを知り、
行ってみることに。
ガイドをしておられた方と、守山区の古墳の話で大いに盛り上がり、
志段味大塚古墳はちょうど今、発掘が行われているので機会があればぜひという言葉を受け、
午後から早速行ってみた。
帆立貝式古墳と呼ばれる前方後円墳の一種。
その後円部の発掘現場。
葺石(ふきいし)と円筒型埴輪が確認できる。
さらに前方部を墳丘頂上より。
大正12年に京都大学によって発掘調査が行われ、石室2室が確認された。
その時に、馬具や刀剣など出土したらしいが、現在どこにあるかは不明らしい。
発掘を行っている方々から興味深い話もたくさん聞くことができ、
実に充実した成果を得ることができた。と思う。