カメラマンで良かった(笑)

小鉄が帰って来て…
でも　一旦出て行った猫に　チビもみ～も冷たいんだ。
しゃ～～～！！！って唸って　寄せ付けない。

今日は　ちょっと問題が有って　大家さんの所まで行く事にした。
家賃が２ヶ月ずれ込んでいる　と仲介者が言う。
寝耳にみみずくだ。
つまり　滞納していると言う訳だ。
約１５万円は　到底無理！
アポ無しで　行く事にした。
大人気無い？！
それは充分分かっているよ。
フザケタ話かもしれないけど　小鉄が帰って来たのを福の神と決めつけ　会って話す事にしたんだ。
嫌な奴だったら「おう　出て行ってくんなましぃ！」と言われる。
当たって砕けろだ。
朝早く　犬雉サル…じゃあなかった　おんちゃんをオモトにした。
遠いけど　近いの遠いのだの　言っていられないからな。

駅に着いて　てくてく歩いて　行き当たりばったりの店に入り　住所を聞いたら
それを見ていたおっさんが「何処なのか分かったのかい？」と話し掛けて来た。
おれは「大体分かりましたから。ありがとうございます」と言ったんだ。
そのおっさんは　目の前を歩いて行く。
行く方向が一緒なんだな…と思ったら　交番を見つけてくれて「ここで聞いた方が早いよ」と言う。
ありがたかったよ。
交番で聞いたら　３人出て来て探してくれた…ら…
もう目と鼻の先だったんだ。
暗雲立ち込め　霙が降って来た…やばくねぇ～？！と…

立派な家の呼び鈴を押すと　大家さんが出て来た。
名前を名乗ると「あぁ！立ち話は…寒いですからどうぞお入りなさい」と　快く家に上げてくれた。
話を切り出そうとすると「写真の御仕事は　大変でしょう？！　で　あの家は良いですか？」と…。
こうも言う「たにんこさんは　何時かは出て行くつもりでいたんですか？
あの家に　ずっと居るつもりはないのですか？私は　ずっと居てもらいたい」と言う。
おれは「何処へ行くにも本当に便利で　物凄く気に入ってます」と言ったんだ。
すると「たにんこさん　家賃の事は　有る時で良いですから。お金が無い時は　その時言ってくれれば良いですから」と…
？？？！！！
思わず立ち上がって　最敬礼しちゃったぞ。
最後の最後まで　おれとおんちゃんの体の事を気遣ってくれたんだ。
玄関でお別れする時に「たにんこさん　実は私の兄が　カメラをやっていたんです。」と　ニコニコして言う。
びっくりしたよ。
家の近くで買い物をし　チビとみ～と小鉄に　大好物のカニカマを　お土産にたっぷり買ってやった。
あるんだよ　こう言う事がさ。