今日は朝から蛸探し

若干、葉が色づいて来た八木山の麓の仙台市博物館に午前中寄る。

伊藤若冲の絵も2点程あり、そこそこ楽しめた。中でも長谷川宗園の「藤花・牧牛図屏風」はかなり良かった。ちょっと驚く。応挙、広重、北斎、豊国、国芳など色々と見られたし、江戸後期の油絵も興味深かった。それと最後のコーナーで、西欧から入って来た動物の図録が書き伝えられて書かれたサイの絵が、うわさが最後に形を変えて全く別の噂になっていた！みたいな感じで、書き伝えられていくうちに、何だかよく分からない生き物の姿に変化していて、奇妙な迫力を持っていた。でもサイだなと分かるのがイイ。
今日見た伊藤若冲の絵が間違いなく若冲なら、「鳥獣花木図屏風」も間違いなく若冲作だと思いました。しかし今日見た、あのゾウの睫毛に釘付け。あの睫毛を書き入れたのが凄い。あの睫毛に「自由」を思った次第です。

子連れのお客さんも多く、親子の会話が結構面白い。「蛸はどこ？」「蟹のとなりだよ」「え？どこ？」「ほら、蟹に蛸いるでしょ」「えっ、蛸いる？」と延々、絵の中の蛸探し・・・・・僕も探してしまいました。