花火の鳴る朝。

お祭りか？朝から花火が鳴っている。

昨日買った雑誌でレコード・ジャケットについての特集があり、僕も「これが一番たまんね～」っと口元を拭うジャケットは何だろうと考えてみたが、アレもコレもと色々思い浮かび、全く焦点が定まらない。ん～キャロライナー・レインボーとかはタマラン！ってなるけど、やっぱ一柳慧「オペラ横尾忠則を歌う」が涎ダラダラかもしれない。もちろんレコードのほう。それから、ちょっと意味が違うけどチャップリンのサントラとか、「燃えよドラゴン」のサントラ・ジャケットも良い。
そしてあとは僕もやっぱり、クリスチャン・マークレイの一連の作品。ジャケットというよりも、作品そのものの発想がカッコ良過ぎる。足音だけの入ったレコードを床に敷き詰めたインスタレーションに使った、その実際のレコードを真っ黒のボックスに入れたやつとか、もうショックだった。カッコ良くて。その上を客が歩いているから当然レコードに足跡が付いていて、プレイヤーにかけるとその雑音も拾って、もう絶句！失神！失禁！のカッコ良さ。これじゃ再発なんてあるわけがない。笑
あのジャケなしレコード剥き出しのやつは、残念ながらリアルタイムではレコ屋で見たことはないのだけど、僕が店を始めた後に再発されて、自分の店でも仕入れたは良いが、ビニール袋もなしでそのままレコード棚に置くことを、さすがに躊躇した。なんだか、こちらが試されている気分で並べたのを覚えている。

アナログなればこそのインパクトは、やっぱ強烈。