新幹線の速度。

一昨日、新山口駅ホームで帰りの新幹線を待っていると、対面のホーム側を新幹線が通過した。僕の場合、大概、新幹線の乗降はほぼ仙台か東京かになるので、ホームを通過する新幹線に出会う事はまずない。
そのホームを通過する新幹線を見たとき、少々恐怖を覚えた。なんだか、とても暴力的な走りに思えたのだと思う。内と、外で触れるその体感の差に唖然とした。あの暴力的な走りが暴力にならないのは、レールと目的地がハッキリとあるからなわけで、何とも紙一重な安堵の中で、僕はコーヒーを啜り、背を倒し、惰眠を貪っていたわけだ。
そんな目に見えない様々な暴力性を裏に秘めた中、社会には時間が溢れ出し、個人からは無意味な時間が消えていく。そして社会と個人の概念も徐々に変わっているのが今の状態なのでしょうか？

そんな事を思いつつも、進歩が遅いわ～せめて青森から下関間を６時間で行き来してもらう時代にならないと、なんて勝手な事を考えているわけです。そんな速度を得て誰が得するんだ？なんだかね～・・・。