黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

データー

2005-03-09 19:30:17 | インポート
ついこの前買った雑誌「ユリイカ」での大友さん達の対談、そして大友さんの日記でも色々と書かれていたi-PODを遂に購入する。ただ別に持ち歩くわけではなく、店の試聴用に考えての購入。整備品がタイミング良くあったので安く買えた。
でも先ほどのi-PODにまつわる話は興味深いモノがあるので、是非読んでみてください。

僕はこの辺の機材にまつわることは全く解らないので、データーのファイル形式で、どう音が変わるのかなどは実際に触ってみないことには解らない。なのでその音が云々についてはなんとも言えないけれど、極端な話しタブローと印刷物の違いなのかなと思った。
タブローが芸術で印刷物が紙クズみたいな話ではなくて。まるっきり別物。印刷物を見て解った気になり、タブローをあーだこーだと語れないだろうし、でも印刷物には印刷物の役割と可能性があると言うことなのかなと・・・そこの可能性を見つけるのが音楽家や美術家の一つの仕事でもあるのだろうから。
なぜ、このようなことを書いたかというと、最近あるクラブ誌で、大物DJと言われる人が「最近はCDでプレイすることが多くなった。アナログもCDに焼いてプレイしている場合もある・・・海外のあるクラブで、そのCDをプレイしていたら客に「この音楽にはスピリットを感じない」と言われたんだよね・・・レコードをそのまま焼いたのにね、笑」
こんな感じの内容の記事が載っていて、僕にはどのように考えても、その客の感じ方が正しいと思った。正しいという表現は適切じゃないかも知れないが・・・とにかく、そのDJは本気でそんなことを考えているのかと、ビックリしてしまった。
CDを使うことには何も問題はないのだけれど、便利なモノには、それ相応の落とし穴があるのは当然だし、それぞれのフォーマットにあった音楽と表現があると思う。それらを含めての音楽との関わりは、DJを職業にしている人には、とても大事な仕事じゃないのだろうか。前にも書いたカール・クレイグの件でも思ったことだが。

そんなこんなでi-PODを試聴用に導入しますが、その辺の事を少し理解した上で、試聴をしてもらいたいと思います。1ヶ月以内には店頭に置きます。