不法滞在者に厳罰化を!

日本の外国人行政や不法滞在・外国人犯罪などを見守り続けるブログ。

ゴネる不法滞在一家また現る

2009年02月25日 | アマル一家
仮放免中に中学合格 不法滞在インド人の長女

東京都足立区に住むインド国籍のサニー・アマルさん(45)の長女で
小学六年のコーマルさん(12)が今月、都内の私立中学校に合格した。
バレーボール部への入部も決まり、入学式を心待ちにするが、
実際に校門をくぐれるかは分からない。
一家は不法残留で強制退去処分を受け、現在は退去が猶予されている仮放免の身だからだ。

アマルさんは一九九三年、妻(45)と短期ビザで入国。
期限切れ後の不法滞在中、コーマルさんと長男(15)、次男(9つ)の三人の子どもが生まれた。
夫妻は少しでも自然な形で滞在できれば、との思いで子どもたちが通った小学校のPTA役員を務め、
地域のボランティア活動にも積極的に参加してきた。

コーマルさんが地元のスポーツ少年団でバレーボールを始めたのは小学二年の時。
友だちに誘われたのがきっかけだが、
一七七センチの長身と持ち前の身体能力を武器に頭角を現し、昨年は都大会に出場。
強力なスパイクが注目された。

合格した中学校のバレーボール部は今春に新設されるが、系列高校は関東大会の出場校。
中学チームの強化を目指す学校関係者は、コーマルさんの入部に熱い視線を送る。

コーマルさんの夢はプロのバレーボール選手。
夢に近づく第一歩となる合格に、コーマルさんは
「泣きたくなるくらいうれしかった。練習が厳しくても頑張ってエースを目指す」
と瞳を輝かせる。

しかし、希望が膨らむにつれ、強制退去への恐怖も大きくなる。
退去処分の取り消しを求めて起こした訴訟は昨年、最高裁で敗訴が確定。
仮放免中の一家は、身柄の収容が一時的に停止されているにすぎない。
東京入国管理局への毎月一回の出頭を義務付けられ、
いつ収容されてもおかしくない状況が続く。

コーマルさんは今月十日、家族とともに出頭し
「合格したのにインドへ帰りたくありません。私のたった一つのお願いです」
と記した法務大臣あての手紙を提出した。

「中学合格が家族全員の滞在につながってほしい」
と祈るコーマルさん。
一家の残留を求める嘆願書は一万一千人分を超えた。

◆強制退去処分 07年2万8000人

法務省によると、二〇〇七年に強制退去処分を受けた人数は全国で約二万八千人で、
うち、アマルさん一家のように同処分を受けてから仮放免の身にあるのは約九百四十人。
だが、この一家と同じく十五歳以下の子どもがいる世帯の数は統計上の数値がないという。

同省は
「在留を認めるかどうかは家族状況や在留を希望する理由など、
ケース・バイ・ケースの判断になる」
と説明している。

2009/02/25 東京新聞



また出てきました。
今度はフィリピン人ではなくインド人の模様です。
最高裁の判決が出ている以上、粛々と機械的に強制送還すべきです。
「日本で子供が生まれたら在留許可」なんていう免罪符を与えてはなりません。
今後は一切の例外を認めるべきではないのです。
今まで、例外として政治判断を出してしまったが故に、
不法滞在者とその支援者たちに期待する余地を与えてしまったのです。
既に最高裁での判決が出ているのに、
それを覆してしまったら最高裁の存在そのものの意味がなくなってしまいます。
カルデロン一家も3月9日までの強制退去が決定しました。
今回も一刻も早い強制退去処分の決定を願います。
今後も当ブログでは、カルデロン一家共々こちらの一家も注視し続けていきます。

強制退去期限前夜

2009年02月25日 | カルデロン一家
不法滞在:仮放免期限目前 中1の娘案じ…埼玉の比一家

フィリピンからの不法入国で東京入国管理局から強制退去を命令されている
埼玉県蕨市の内装解体工、カルデロン・アランさん(36)一家の
仮放免延長期限が27日に迫っている。
アランさんを同僚らは励まし、
在留特別許可を求めて集めた署名は1万9000人分を超える。
アランさんが案じるのは、日本生まれの一人娘で中学1年のノリコさん(13)のことだ。
ノリコさんは「日本は大好きな自分の国。家族全員一緒に暮らしたい」と願っている。

93年の日本への出発前夜。
アランさんはビザ取得を依頼したブローカーから、
他人の姓と1年早い誕生日に書き換えられたパスポートを受け取った。
「金を支払っていたので、そのまま飛行機に乗ってしまった」という。

日本語は1年で覚えた。
9割を夜勤で通し、不衛生な現場やアスベスト除去作業にも率先して取り組んだ。
「日本で認められるには5倍努力しなければ」と働いた。
重い鉄扉数枚の下敷きになった現場監督を救出したことも。
社長が「お前がいないと会社は困る」と頼るまでになった。

日本で結婚した妻サラさん(38)は、
06年7月に出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕された。
約10カ月半の収容期間中、11歳だったノリコさんを「1人で置いておけない」と、
深夜の解体現場に連れて行って車内で眠らせ、妻を待った。

一家は06年11月に東京入管から退去強制命令を受け、
命令取り消しを求めた訴訟も敗訴した。
13日に東京入管に出頭した際、
「一家全員か、娘を残して帰国するしかない」と通告され、日程を決めるよう求められた。
どちらも選択できないまま27日、再び出頭する。
アランさんは娘を苦しめる結果になったことを今、悔いている。

そんなアランさん一家を励まそうと7日、同僚5人が自宅に集まった。
細野幸一郎さん(29)は
「アランは一番古株で面倒見が良く、誰にでも対等。だからみんな助けようと思う」
と話す。
同僚らは「絶対あきらめるな。みんながついているから」と吉報を待つ。

法務省入国管理局の推計では、不法滞在者は約17万4000人(08年1月現在)。
07年は4万5502人が退去強制命令を受けたが、
法相の裁量で7388人が在留特別許可を得ており、うち1457人が不法入国・上陸だった。

2009/02/25 毎日新聞



みなさん、記事の最後の数値に驚きませんでしたか。
私は非常に驚き、そしてまた憤りを覚えます。
法務大臣の裁量によって不法滞在者が7000人弱も在留許可を得ています。
しかもその内、不法入国者(密入国者)が1500人です!
日本へ入国する当初から非合法的手段によって来日し、
居座り続けて在留許可が下りてしまった外国人が1500人もいるんです!
非常に由々しき事態です。

治療費ボッタクリ不法滞在者

2009年02月25日 | 不法滞在・不法就労
県立3病院 未収金1億円超す

県立3病院で患者が支払わなかった治療費(未収金)の累積が
2007年度末時点で1億2200万円に上り、初めて1億円を超えたことがわかった。
24日の県議会生活保健福祉委員会で、県が明らかにした。

県医事厚生課によると、最も多かったのは、県立がんセンター(宇都宮市陽南)で7200万円。
がん治療を専門に行う性質上、抗がん剤治療や手術費などで費用がかかり、
未払いが膨らむケースがあるためという。
県立岡本台病院(同市下岡本町)は2700万円、
とちぎリハビリテーションセンター(同市駒生町)は2200万円。
未収金の約4割は、06年度以前の治療費。
各病院は、連帯保証人制や自宅訪問などの対策を講じているが、
中には生活困窮者や外国籍の人もおり、
「不法滞在で強制送還された」ために回収困難となったケースもあった。

07年度、3病院の赤字額は10億8600万円、
累積欠損金は184億円に上り、この欠損金に患者からの未収金も含まれる。
他県では、税金滞納などと同様に未収金回収のため法的措置に踏み切ったり、
回収を民間委託したりする自治体が増えている。

2009/02/25 読売新聞



不法滞在で強制送還されたから、治療費が回収できないみたいですね。
そもそも日本が不法滞在者を多く抱えてしまっているからこそ、
こうした問題が出てきてしまうのでしょう。
不法滞在の厳罰化を導入すれば、こうした事例も少なくなるはずです。