トミーの本当の職業は、バイオテクノロジーの職人です。
『バイオテクノロジー』は、英語で『Biotechnology』と書きますが、
直訳すると、『生技術』になりますが、日本語では、『生物工学』といいます。
略して、『バイオ』とか『バイテク』といわれます。
バイオテクノロジーの広義の意味は、「生物を有効利用する技術」なんです。『遺伝子組み替え』、『細胞融合』などの新技術の開発が、バイオテクノロジーというキーワードを有名にしました。
で、
●トミーは普段、なにをしているのかというと、
大きく分けて2つの仕事をしています。
そっくりさんを作る、クローン増殖
と、
細胞に含まれる変化の可能性を引き出しています。
●業界用語で言うと、
『メリクロン苗』の生産
と、
『細胞の変異を誘発』させています。
●簡単に言えば、
超ベッピンさんがたまたま生まれてきて、
あまりにも求婚を希望する男性陣が多いため、
そんな男性陣のために、彼女のコピー人間をたくさん作っているのです。
そしてもう一つは、
凡人であっても、表面にはでてこない隠された才能を引き出すために、
細胞のなかに含まれる可能性を引き出しているのです。
ある日、突然、変異を起こし、凡人が超人に変わってしまうのです。
■■■
上記の大きな2つの仕事以外に、毎日行っていることがあります。
それは植物版の産婦人科のようなお仕事です。
子どもに恵まれないご夫婦(植物のかけ合わせ)に対して、
お手伝いしているんです。
帝王切開しなければいけないときってありますよね?
様々な理由があって、帝王切開されると思うのですが、
植物ではこの帝王切開を『胚培養』と呼んでます。
お母さんのお腹から、赤ちゃんを取り出してあげる手術を行っています。
お母さんの子宮にあたるのが、植物では『子房』っていう部位ですが、
流産しそうになった赤ちゃんを救うために、
子房を切開して、胚(赤ちゃん)を無菌的に摘出しています。
その後、保育器(培養室)のなかで、すくすく育っていくのです。
救い出した胚(赤ちゃん)が、試験管のなかで、細胞分裂を繰り返し
大きくなっていくさま(分化していくさま)は、とても美しいんですよん。
子どもができない原因ってたくさんあります。
・膣が精子の動きを邪魔する(柱頭が花粉の発芽をとめる)
・精子の動きが悪い(花粉管が伸びにくい)
・精子が最後まで泳いでくれない(花粉管が途中で伸びなくなる)
・精子が卵子までたどり着いたのに、受精できない(重複受精ができない)
・受精したのに、流産する(受精後、胚の発育が止まる)
このようなことを、『雑種致死現象』といいます。
植物の柱頭(ヒトでいう膣)に、
牛の男性ホルモンを塗布したら、
花粉管が急激に伸びたという論文の報告があります。
バイアグラで植物細胞の生長が著しく促進したという、
イスラエルの論文もあります。
ねっ?面白いでしょう。
トミーはヒトの産婦人科の専門書も熟読しています。
動物も植物も、同じ単細胞をご先祖にしていますから、
戦略も行動論もよく似たところがあるんですよ。
●画像は、ラン科植物特有に見られる物体です。
新芽のなかにある生長点(細胞分裂が最も活発な部位)を
無菌的に摘出して培養すると、
細胞分裂を繰り返し『PLB』というものが形成されます。
『プロトコーム ライク ボディ』の頭文字を取った専門語です。
『ピーエルビー』と読みます。
日本語では、『プロトコームに似た球体』という意味になります。
プロトコームとは、ラン科植物のみに見られる、
胚が発芽後に形成する丸い球体のことです。
直径わずか1mmほどのものです。
強引に訳せば、『原塊体状球体』になると思います。
最後に、逆説的なトミーの意見を残しておきます。
どんなに美人でも、何千万人(何千万株)と一挙に殖えてしまうと、
美人が美人でなくなります。
また、ある病気が流行ったら、
クローンだと身体の構成は同じなので、たちまち全滅してしまいます。
生物は40億年の進化の結果、
単細胞生物が自分自身ばかり分裂して殖えていくことが、
間違いであったことに気づき、
長い年月をかけて、多細胞生物になり、
有性生殖(SEX)を行うがため、♂と♀に分かれたのです。
だからクローンを作ることは、神の教えに反しています(爆)。
細胞に変異を起こさせることも、何億年かけて行ってきた生物進化を、
一挙に加速させて行っているため、やはりどうしても無理が生じます。
これもまた神の教えに反した行動です(爆)。
帝王切開手術は、人助け(植物助け)してるじゃないの?
と思って頂けるかもしれませんが、
母親の子宮(子房)のなかで、本来、自然淘汰されるはずの、
生命体としてはとても弱い子(個体)を救い出しているかもしれないのです。
本当のところ、
トミーの日々の作業は、
植物細胞のなかのDNAからお叱りをうけているのかもしれません。
神の領域はあまりにも壮大すぎて、
いつも最後には良心の呵責ばかり残るお馬鹿なトミーでした。
もう仕事しないといけないので、この辺で。
『バイオテクノロジー』は、英語で『Biotechnology』と書きますが、
直訳すると、『生技術』になりますが、日本語では、『生物工学』といいます。
略して、『バイオ』とか『バイテク』といわれます。
バイオテクノロジーの広義の意味は、「生物を有効利用する技術」なんです。『遺伝子組み替え』、『細胞融合』などの新技術の開発が、バイオテクノロジーというキーワードを有名にしました。
で、
●トミーは普段、なにをしているのかというと、
大きく分けて2つの仕事をしています。
そっくりさんを作る、クローン増殖
と、
細胞に含まれる変化の可能性を引き出しています。
●業界用語で言うと、
『メリクロン苗』の生産
と、
『細胞の変異を誘発』させています。
●簡単に言えば、
超ベッピンさんがたまたま生まれてきて、
あまりにも求婚を希望する男性陣が多いため、
そんな男性陣のために、彼女のコピー人間をたくさん作っているのです。
そしてもう一つは、
凡人であっても、表面にはでてこない隠された才能を引き出すために、
細胞のなかに含まれる可能性を引き出しているのです。
ある日、突然、変異を起こし、凡人が超人に変わってしまうのです。
■■■
上記の大きな2つの仕事以外に、毎日行っていることがあります。
それは植物版の産婦人科のようなお仕事です。
子どもに恵まれないご夫婦(植物のかけ合わせ)に対して、
お手伝いしているんです。
帝王切開しなければいけないときってありますよね?
様々な理由があって、帝王切開されると思うのですが、
植物ではこの帝王切開を『胚培養』と呼んでます。
お母さんのお腹から、赤ちゃんを取り出してあげる手術を行っています。
お母さんの子宮にあたるのが、植物では『子房』っていう部位ですが、
流産しそうになった赤ちゃんを救うために、
子房を切開して、胚(赤ちゃん)を無菌的に摘出しています。
その後、保育器(培養室)のなかで、すくすく育っていくのです。
救い出した胚(赤ちゃん)が、試験管のなかで、細胞分裂を繰り返し
大きくなっていくさま(分化していくさま)は、とても美しいんですよん。
子どもができない原因ってたくさんあります。
・膣が精子の動きを邪魔する(柱頭が花粉の発芽をとめる)
・精子の動きが悪い(花粉管が伸びにくい)
・精子が最後まで泳いでくれない(花粉管が途中で伸びなくなる)
・精子が卵子までたどり着いたのに、受精できない(重複受精ができない)
・受精したのに、流産する(受精後、胚の発育が止まる)
このようなことを、『雑種致死現象』といいます。
植物の柱頭(ヒトでいう膣)に、
牛の男性ホルモンを塗布したら、
花粉管が急激に伸びたという論文の報告があります。
バイアグラで植物細胞の生長が著しく促進したという、
イスラエルの論文もあります。
ねっ?面白いでしょう。
トミーはヒトの産婦人科の専門書も熟読しています。
動物も植物も、同じ単細胞をご先祖にしていますから、
戦略も行動論もよく似たところがあるんですよ。
●画像は、ラン科植物特有に見られる物体です。
新芽のなかにある生長点(細胞分裂が最も活発な部位)を
無菌的に摘出して培養すると、
細胞分裂を繰り返し『PLB』というものが形成されます。
『プロトコーム ライク ボディ』の頭文字を取った専門語です。
『ピーエルビー』と読みます。
日本語では、『プロトコームに似た球体』という意味になります。
プロトコームとは、ラン科植物のみに見られる、
胚が発芽後に形成する丸い球体のことです。
直径わずか1mmほどのものです。
強引に訳せば、『原塊体状球体』になると思います。
最後に、逆説的なトミーの意見を残しておきます。
どんなに美人でも、何千万人(何千万株)と一挙に殖えてしまうと、
美人が美人でなくなります。
また、ある病気が流行ったら、
クローンだと身体の構成は同じなので、たちまち全滅してしまいます。
生物は40億年の進化の結果、
単細胞生物が自分自身ばかり分裂して殖えていくことが、
間違いであったことに気づき、
長い年月をかけて、多細胞生物になり、
有性生殖(SEX)を行うがため、♂と♀に分かれたのです。
だからクローンを作ることは、神の教えに反しています(爆)。
細胞に変異を起こさせることも、何億年かけて行ってきた生物進化を、
一挙に加速させて行っているため、やはりどうしても無理が生じます。
これもまた神の教えに反した行動です(爆)。
帝王切開手術は、人助け(植物助け)してるじゃないの?
と思って頂けるかもしれませんが、
母親の子宮(子房)のなかで、本来、自然淘汰されるはずの、
生命体としてはとても弱い子(個体)を救い出しているかもしれないのです。
本当のところ、
トミーの日々の作業は、
植物細胞のなかのDNAからお叱りをうけているのかもしれません。
神の領域はあまりにも壮大すぎて、
いつも最後には良心の呵責ばかり残るお馬鹿なトミーでした。
もう仕事しないといけないので、この辺で。
液体培地は、ド○ゴン○ールで、怪我をしたら液体の中に漬かって癒しているのを思い出します。僕だけかな、また...。
確かに、クローンの作出も変異の誘発も神の領域かもしれません。が、それゆえ、それが出来る人は神業と呼ばれるのですっ!だから、トミー先生はバイテク界の神様の一人!
神業?なんか誇大広告みたいですね(爆)。
神様?畏れ多いです。本当の神様に。
でもそんな風に言って頂けて、感謝です。
テレビで、軽~いキャラと言われても、バイテクだけは譲れないので。
近いいつか、
人類の未来に貢献できますように、とんでもない園芸植物と作物を開発したいと思っています。
ヒトが創ってきた道徳心、理性には矛盾がたくさん含まれていますからね。神業が悪行にならないように、真摯にちゃんと精進していきます。カキコありがとうございます。
>母親の子宮(子房)のなかで、本来、自然淘汰されるはずの、
>生命体としてはとても弱い子(個体)を救い出しているかもしれないのです。
>~~~
>いつも最後には良心の呵責ばかり残るお馬鹿なトミーでした。
園芸植物と作物って、動物でいう所の『家畜』と一緒ですよね?
人の手が無いと代々生き続けられないモノだから。
なので、トミー先生は心悩まさなくても良いのでは???
なーんて思ったのですが。どうでしょ?
それよりも自分は、不妊治療の方を心配してます。
不妊治療をして生まれて来た子は、
不妊になる可能性や、不妊の程度が、
親よりも高まるのではないかと。
そのようになった時、
自分の子供が不妊治療で、自分よりも更に辛い目に合うかもしれないと考えないのでしょうか?
人間、
自分のDNAを残すことだけが
人としての仕事では無いと思うのですが・・・。
そう考えると、トミー先生は、
御自身のDNAも、
また、先生として、技術や精神を
後代に伝えてらっしゃるので
凄い!!素晴らしい!!ですね!
いつか握手してもらって、トミーバクテリアだけでも頂かなくては!?
(文書くのニガテなので、言葉が足りなくて気分を害す方がいらしたらごめんなさい。書き込む時って、いつもそのことが気になります。)
あとこないだは、どうもすいません…
けれども鶴島先生に会うきっかけを与えて下さったのは、他ならぬ富山先生ですから私にとっては、両先生とも師匠と呼びたいと思ってます。(勝手言ってすいません)
やはり手先が器用でないとできないお仕事なのでしょうか。
先生のご本職は神聖なお仕事なのですね
バイテクの世界が人間の出産と似ているとは、驚きでしたが、生命の誕生という意味では細胞レベルで人間も植物も同じなんですね。
わたし、むかし白衣着て試験管持ってるようなお仕事にあこがれてたんですよ
21世紀は、バイオテクノロジーと
宇宙工学と、○○の時代だ。
という話を聞いて、へぇー、そうなんだ、と思った記憶があります。
三つのうちの一つは、忘れてしまいましたけど。
そんなバイテクを仕事にしてるなんて、
富山先生は、やっぱりすごい。
>神の領域はあまりにも壮大すぎて、
いつも最後には良心の呵責ばかり残る
遺伝子学の世界的権威、村上和雄先生も、
同じようなことを仰っておりました。
サムシンググレートの存在なくして、
説明は出来ないと。
科学でも物理でも生物でも、
学問を追及していくと、神の存在を感じる瞬間があるんでしょうか。
僕は学問を追及したことはありませんが、
神は信じてます。
また、バイテクの話、教えて下さい。
そんなに気を遣って頂かなくても結構ですよ。頂いたコメントは基本的にいい意味にしか解釈しない人ですから(笑)。気分を害すなんてありえないです。こんなたくさんあるブログのなかで、わざわざ遊びに来て下さって、コメントまで頂けるなんて、めちゃ喜んでいますよ。
>ちょっと大学生時代を思い出しました。自分の手が空いた時、友達の実験を手伝ってたなぁ~。
とらふぐさんは、農学部?医学部?ご出身ですか?コメントがご立派すぎて、そう感じてしまいます。
>自分の子供が不妊治療で、自分よりも更に辛い目に合うかもしれないと考えないのでしょうか?
可能性はないとはいいきれないですね。
どれだけバイテクが発展しても、最後はやはりその人のそれぞれの運命が関わっていると思います。
いつか握手しに講習、講演、スタジオなどに遊びに来て下さい。
先日も0505さんが来て下さったのに握手するのを忘れていました。あとで気が付いてガーンでした(笑)。とらふぐさんも、握手のこと、ちゃんと言ってくださいね。トミーは政治家ではないので、自分からするのは恥ずかしいので。カキコありがとうございました。
簡単に変化してしまいます。試験管のなかは、自然界の環境とは異なるので、ただ無菌的な環境下で培養しているだけで、ソマクローナル変異というものが起こります。
でも変異が誘発されないように、極力努力してクローン増殖しているのが現状です。
>うーん考えたら寝れなくなりそうです。
ちゃんと寝てくださいね。
トミーがなんとか寿命が尽きるまでに、
ちゃんと解明しますから。
科学が正しき未来を構築すると信じていますから。ちゃんとした哲学を学びましょうね。
カキコありがとうございました。
神聖というより、生命の命に関わる仕事なので、やはりいい加減な扱いをしたくないっていう基本的な姿勢があります。
>わたし、むかし白衣着て試験管持ってるようなお仕事にあこがれてたんですよ
みーさんのために、毎日白衣着ます(爆)。
いつか見に来てください(笑)。
なんて冗談ですが、・・・。
いつもカキコありがとうございます。
3つめって、低温核融合じゃないですか?
ボクが高校生の時に、父が週刊誌を持ってきて、「マサカツ!これをしっかり読みなさい。これが開発されたら、人類の未来は永遠に続くぞ。真剣に読め!」
っていうのを思い出しました。
またバイテク話書きますね。
カキコありがとうございます。