トロッコ問題類の命題の答えには倫理が含まれていない
バカが多すぎて理解していないので説明してやるからありがたく思え
トロッコ問題類の命題というのは 死んだ人数が選択によって変わるという話である
しかし 何人死ぬ選択をしても倫理的に「正しい選択をした」ことには一切ならない
一人殺すか 1万人殺すかの選択であれば 否応なく一人を犠牲にせざるを得ないだろうが それで倫理的に正しい選択をしたことには一切ならない
「敵兵が襲ってくる」といった命題においても そもそも敵兵自身の倫理は一切言及されることはなく トロッコ問題類の中だけの選択には倫理は一切存在していないのである
「一人死ぬか 誰も死なないか」の選択なら そもそもジレンマもへったくれもないので選択は倫理的に明快である
この命題において「人命を優先しない倫理」などあるわけがない
これをトロッコ問題類と同等に扱おうとする事自体がふざけている
物事の選択において責任が問われるのかどうかにおいて倫理が存在するのであって 自分の行動選択によって人命が失われないように選択することには倫理が介在するが
どっちみち誰かが死ななければならない状況の中で死んだ人数を数えても責任問題にも倫理的にも意味はない
トロッコ問題類というのは もはやどうにもならない状況の提示であって 何をどう選択しようとも人間性や倫理的責任が問われることはないのである
ヒトは 目の前で多数の死者が出ると サバイバーズギルドという根拠のない観念的罪悪感を抱いてしまう習性があり トロッコ問題類というのはこうした一種の錯覚を利用したペテンの手口に過ぎない
ヒトの多くはバカなので 主観的罪悪感に誘導されて 死んだ人数だけで倫理の問題 人間性としての責任問題であるかのように錯覚して疑わなくなるのである
未だにマイケル:サンデルがハーバードの教授でいられるのは 学生達が「学力が高いだけのバカ」しかいないからである
そして 彼らはサンデルの講義で「自分の頭は良くなった」と勝手に妄想錯覚し 主観的に安心満足してサンデルのペテンの手口には一切意識が働くことはない
そして 認知的不協和を解消する形で本論を無視しようとするのである
バカというのは難治性が酷いので 理屈も道理も一切通じず 都合の悪い話は全てなかったことにしようとするのである
サンデル教徒の大半は サンデルがペテン師に過ぎないことには誰も気付くことはない
ヒトとはそういう残念な生き物なのである
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