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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

ヒトは先天的に無責任である

2021年09月15日 12時05分38秒 | 意識論関連

アフリカのサバンナの真ん中で 肉食獣から仲間の弱者を守る余裕はない

過酷な自然環境下では人間性を発揮している暇はない

発揮しても構わないのだが

生きるか死ぬかの瀬戸際では 人間性を発揮していたら全員死ぬ

かつてはそういうヒト達もいたかもしれないが 死んだら証拠は残らない

従って 現存しているヒトというのは 人間性を発揮せずに仲間を見放し見殺しにした個体の末裔である

野生動物というのは基本的にそういうものであり ヒトに限ったことではない

肉食獣から逃げながらも 仲間内では順位序列に固執し 欲望を満たすために身勝手な行動を採ることが 自然界の過酷な環境においては生存に適する行動なのである

野獣の行動は身勝手である

その場限りに欲望を満たすことしか頭になく 社会安全性だの持続可能性や公平性や平等に対する「考え」は全くない

「我も我も」と取材対象に群がるマスコミのように

ナチス政権やミャンマー軍事政権の命令に唯々諾々と従う吏官達のように

まるで「ゾンビ」のように無意識に行動することを 生物学では「社会性」と分類する

社会を形成する習性を発揮すると 生存にとっては有利に働き 個体だけではできない「大きな力」を発揮することがある

だが 力の「大きさ」だけでは人間性の論証にはならない

ただ「生存や種の保存」にとって有利に働くだけである

その場限りには有利でも 社会持続可能性や安全性にとって適している保証は何もなく 絶滅しても誰にも責任は問えない

統率協調性の持つ力の大きさによって文明社会の肥大は招いたが その結果急激な肥大によって地球環境を破壊し ヒトは自らの首を締めているのであって 決して文明規模は人間性の論証にはならない

文明社会の肥大には功罪両面があり 決して一面的に「正しい」とは言えないのである

バカな衆愚は力の大きさだけで人間としての優秀さであるかのように錯覚したがるが これは非常に幼稚な短絡的発想である

力の大きさは世間的に優位な立場を得ることも可能になるが そもそも「優位な立場」という順位序列を認めている時点で人間性としての平等や公平性には配慮が足りていないということでもある

ゾウアザラシが群れの中で優位に立っても それは野獣の価値観に過ぎない

野生動物の大半は 集団の中で順位序列を形成し 封建的カーストを受け入れ あたかもカーストの頂点こそが優秀さの論証であるかのように「感じ」る習性がある

そういうふうに「感じ」られるからこそ 順位序列を甘んじて受け入れられるのであって 公平や平等という概念は野獣にはない

ヒトは野獣の末裔であって 野獣の性質を色濃く反映し 他人よりも優位に立つことこそが人間としての優秀さであるかのように錯覚しがちである

ヒトが権威に逆らわなくなり 盲目的に服従するのは 本当の人間としての価値を忘れているからである

主観的に「怖い」と思った相手には逆らわず イジメや差別が目の前で起きていても傍観放置しておけば 自分が標的にならずに済むので安心である

権威などの「怖い相手」には逆らわず むしろ権威の言っている内容は何の疑いも持たずに盲目的に鵜呑みにしていた方が安心で満足なのがヒトという種の生物の先天的習性なのである

「権威が間違っていたのなら 権威が責任を取れば良い」と 責任を丸投げしておいても自分には何の責任もないと「思って」いるのである

そうやって安心して権威に唯々諾々と服従し 何の批判精神も発揮することなく 何の責任も取ろうとはしない

権威に服従している大多数は 大多数であることを根拠に判断責任が薄まるとでも「思って」いるのである

だから「自律的な社会的責任判断選択」を誰もしなくなる

 

人間性や倫理の根源は「個人が自律的な社会的責任を負うこと」であって 集団組織や権威に服従迎合したがるからこそ 人間性を簡単に喪失するのである

「死んだら全部終わり」であることを根拠に 「生き延びさえすれば勝ち」だという遺伝子レベルの貧乏性を発揮することによって 本当は分け合えば余るものを 奪い合いによって不公平な不足を招いているのである

それは「サルの正義」でしかない

ヒトは誰しも必ず死ぬのであって 特定の場面で生存にとって有利な行動を採っても 人間性を放棄してまで生き延びる合理的根拠は何もないのである

600万人のユダヤ人を殺害し 原発の津波に対する脆弱性を放置して暴走させ イジメを傍観放置するのがヒトという種の生物である

それらの行動は その場限りには「生存にとって有利な行動」ではあるが そこに人間としての存在価値など存在しないのである

 

 


Ende;


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