引き際

2011-04-22 13:28:03 | 文武両道-最終章-
新体操競技で全国大会を目指す女子高校生たちの
日々の鍛錬の様子を あるTV番組で観ました。

新体操には個人競技もありますが、
部活動としては団体競技に重点を置いているようで、
5人の選抜選手たちの 

一人一人の技術の正確さ × 5倍  

という Hiグレードな完成度を競うので
当然ながら 指導者側としては 個々への要求が深くなり、
それに付随して 部員間では、
レギュラー枠を獲得するために 競い合う。。。
美しく流れるような全体演技の背景には
ある種 非情なほどの厳しい練習環境があって、
一瞬にして レギュラーポジションを奪い 奪われつつ しながらも
淡々と 否 黙々と自己の演技力修整に没頭する様子。。。
なんとも言えない感動を覚えました。

その中で印象的だったのは、
文武両道で定評の県立鳥取西高校の生徒たち。

彼女たち新体操部の中では、
3年生になる時点でレギュラー落ちが確定した選手は 
4月から引退して 学業に専念する
という暗黙のルールがある・・・というお話。。。

もちろん 悔しいことでしょうけれど、                   
その背景には、
幼い頃からどれだけ 厳しい練習を継続してきたことか!?
競技(練習)のために 多くの時間的拘束を受けながらも
少ない時間を割いて しっかりと学業にも前向きに取組んで来た
そういう礎があるからこそ! 
文武の切り替えにも 未練を残さないのだろうな・・・                                       
                                       
などなど、
あどけない顔をした女の子たちが 
悲喜こもごもとしたそれぞれの感情を
素直に見せてくれた番組でした

ふと、息子の今の状況を
鳥取西高新体操部の引退選手に重ねてしまいました。                                                                 
水泳競技に費やす時間は(=同じ練習環境ならば)
一日24時間という条件の中で皆一律ですし、
水泳以外の時間を 中高生として どう過ごしてきたか?
意識の問題も含めて そういうところの個人差というものが
また明らかになりつつある時期に さしかかって来ました!

競技に妥協をしない という信念を持ち続けながら
自己の信じる練習環境を得た息子ですが、
結果は 最後まで戦ってみないとわからないところ。。。

しかし!

一高校生として、学業にも十分に力を注いで来ていることは
最後の夏を戦う彼にとって 誇りであり、支えである!


と 心から信じて応援している私・・・親ばかです

  

                                              

計画的行動

2011-04-20 10:45:46 | 文武両道-最終章-
4月から 息子は計画通りの行動を取っています!
お世話になった 移籍後のSCを退会して
高校水泳部の活動だけで 最後の夏 を 目指しています
・・・といっても、学校に温水プールがあるわけではないので
民間のスポーツクラブの25mプールのレーンを借りて
若干名で練習しています。
                     
若干名である理由は、
全国を目指すレベルのほとんどの選手は
自分の母体であるSCで練習しているので
息子のように 自主練習をベースとする選手は少ないから。。。
それに部活練だけの部員の多くは、
屋外プールの使用可能期間だけしか泳がず、
OFF期は陸トレ + 週末に地域の温水プールでの練習
という活動になっています。

息子のように 大学受験期に差し掛かる頃になって
SC練から離れて自主練習で高校最後の夏を目指した例は
過去にも何人かはいました。
中には、総体で決勝に残り、その後も活躍された先輩もいるので
息子がこういう行動に思い立った気持ちは
まんざら無謀とは言い切れないところはあるのです^^

また、自主練習とはいうものの
サポートしてくださる方がいるので・・・、
ハードなSC練と比較をしても 遜色の無いところはあるようです

ただ・・・、親としては
管理体制がしっかりしているSC練の方が
より計画的で より成果が期待できるか!?
のような安心感はあるので
従来にない取組み方で SCの選手たちに対抗できるのか? 
という懸念は多少あるのですが・・・、
反対に!
単にハードな管理体質であれば伸びるのか?
という疑問は従来からありましたから、
何事も 本人の意識の問題であって
なにが功を奏するか?
は、 また 人それぞれですから、
精神的な充実感を得ている現在の練習の成果 というものが
何らかの形で 息子の高校生ラストのシーズンを 飾ってくれることを
少しばかり期待しています

本人は 全国を諦めたりはしていない!

初めから 目標を低く定める奴なんていないよ
そんなんだったら 完全に受験モードで 水泳は辞めてるよ


って 言われました^^;

国立大学水泳部を目指して行くのですから
当然 文武両道の意識は高いのでした