郵趣手帖の収集日記

切手収集について、日々感じたことや考えたことを気ままに紹介。

「正午二分前」外国人記者の見た関東大震災

2008年08月19日 | 文献
 震災切手の収集家がここ十年程の間に増えた気がする。地震が発行原因という世界的にも珍しい臨時切手で、僕も好きな切手。関東大震災関係の出版物というと統計的な記録書が多く、手軽に読めるルポルタージュと言うとほとんど無い。
 「正午二分前」は副題にもあるように外国人記者がまとめたものだけど、まとまりが良く、しかも読みやすい訳文でこの分野では良書だと思う。東京や横浜、鎌倉、横須賀などの市中がどのような状況であったのかを、具体的に教えてくれる。
 郵趣書では全くないけれども、この分野を収集している人には一般的な知識を得る本としてオススメしたい。早川書房から定価2000円。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿