聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

外来で指導してわかること

2010-05-12 21:11:53 | 指導医日記
まず外来で指導していて困ったこと
ちゃんと研修医が診察できるかな?って神経使うと思っていたんですけど
それよりも意外と若い指導医が知らない事がたくさんある感じ

じつはオーダーをちゃんと入力できなかったり
それよりも初診とか再診とか
時間外とか深夜帯とか自分の行った診療が保険点数で決められてて
それをちゃんと入力しないと請求できなくて
そうなると病院の収入にならないってことまで
指導医の方に教えることがいっぱいになります

ほんと今まで以上に意識しています

たとえば病名入力するのも
鑑別診断できているか?ってことでも大切ですが
そのためにいろいろ検査すると
それってちゃんと記録しないとコストにならないし
教育ってことで考えれば
点滴に薬剤入れるってことは
同時に症状をみて病態から疾患を推察して
検査で確信して診断して
その症状を癒すために行う医療行為であって
だからコストが発生するのだから
ちゃんと病名を入力するのだよって表現になる

もちろんDPCで重要なことは
やみくもに検査することじゃなくて
きちんと診察してできるだけ検査を少なくすることだよって
それが一番患者さんにも病院にもいいことだって

いっぱい検査しないと安心できなくなってるのは
医師の能力不足だって
これは研修医だけでなく指導医にも言えること

ということで
指導医にも指導を
外来でやることいっぱいです

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