聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

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指導医日記 ~提言解説:医師の臨床研修における修了等の基準に関する提言~

2010-01-24 12:23:54 | 指導医日記
さて今日は解説
厚労省の記事から
はじめに
医師の臨床研修については、平成12年の医師法の一部改正により、平成16年4月より新たな臨床研修制度が開始され、昭和43年のインターン制度廃止以来36年ぶりに抜本的な改革が行われることとなった。すなわち、診療に従事しようとするすべての医師は、臨床研修を受けなければならない(必修化)こととされ、また、これに併せて、臨床研修の内容の検討を進め、医師が、適切な指導体制の下で、医師としての人格をかん養し、プライマリ・ケアを中心に幅広く医師として必要な診療能力を効果的に身に付けることができるものとすることとされた。

必修化の大事なポイントはここにあります
医師がまず適切な研修環境で
必要な診良能力を修得できるようにすることだったわけです

人格の涵養だとか
プライマリケアの解釈で多少現場で混乱はあるのかも知れません
でも大事なポイントをまず共通認識として持つべきです
研修医である医師の最初の2年間
ちゃんと・・・・・そうですちゃんとした研修目標と
それを達成させるべくそれぞれの研修病院が意識して研修環境を整え
研修修了基準に基づいて医師を世に送り出そうというものなんです
だからこそ研修プログラムは大事なんです
はい


医師の臨床研修の修了に関しては、研修管理委員会が、研修期間の終了に際し、臨床研修に関する当該研修医の評価を行い、単独型臨床研修病院又は管理型臨床研修病院の管理者(以下「管理者」という。)に対し、当該研修医の評価を報告しなければならないこととなっている。そして、管理者は研修管理委員会の評価に基づき、研修医が臨床研修を修了したと認めるときは、速やかに、当該研修医に対して、臨床研修修了証を交付しなければならないこととなっている。
また、研修の中断については、管理者が研修管理委員会の勧告または本人の申し出に基づき判断を行うこととなる。
本提言は、研修管理委員会による研修医の評価及び管理者による研修の修了、未修了あるいは中断の基準等を示すことにより、その判断が適切に行われ、全国で臨床研修修了者の水準の確保が図られることを目的とするものである。

提言のポイントはここにあります
研修を修了した医師の水準を保つために
医師の質を保証するために研修施設をはじめとする研修環境を整えることだと思うんです


大学病院についても触れてます
全国で一定以上の臨床研修の水準を確保するためには、大学病院においても、本提言に示す基準に則って評価、修了、未修了及び中断の判断を行うことが必要である。

ほらほら
大学病院だって研修医をたくさん研修させることよりも
その研修環境を整備して
きちんと研修修了判定をして世に送り出すようにってこと

だから
これからもいろいろなことにチャレンジしながら
もっとより良い研修環境を提案していくつもりです
はい

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