聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

患者と学生と研修医と腫瘍細胞

2006-11-21 18:33:13 | Weblog
外来がようやく終わりました
外来の合間に病棟の患者さんに診察兼ねてお話しをしにいって
また予約時間に合わせて外来へ戻って診察
正直外来はすべて患者さんに集中したいですよね~
たしかにここは大学病院ですが・・・・症状を訴えたらもう少し聞いてあげて
ちょっと診察して必要があれば他の診療科に紹介してあげるそんな余裕が欲しい
そんなことを思う今日この頃

              

学生にいかに勉強の楽しさを伝えるか・・・・・
小心者のボクはひたすらこれを知らないと患者さんを目の前にして
何もできないことになるのが嫌で勉強したけど
受持学生の顔を思い浮かべ性格を考え適切なフィードバックをしてあげないと
せっかくのダイアモンドの原石が光らずに終わってしまうのではなどと
またまた小心者の変な性格で余計な考えが頭をよぎる
国試に受からせるための勉強の仕方は医師の勉強とは違うなどと言ってたけど
最近思うことはどうも成人学習の基本に戻ってフィードバックした方が
その後の伸び率もよさそうだ
こっちも疲れないことがわかってきた
だって国試が一番怖いのは学習者である彼らだから・・・
ようやく気がついた今日この頃

              

研修医の雰囲気が変わってきたかな~
今日も資料片手にポートフォリオを開く姿
お~頑張ってるね~どう?
いや~ちょっと資料挟んどこうと思って・・・・
研修センターの片隅では疲れてるんだろうな~
って言いながら一緒に
できればやがて研修医になる学生に彼らがこの研修の意義を伝えてくれると
もっといいのに・・・・なんて夢のような話
いつかそうなると信じてる今日この頃

         

医局に帰ってくればメールを確認
今日も実験結果のやり取りメールで意見交換
実験結果を見ては腫瘍細胞も生きてんだな~
そりゃそうだ・・・・・
腫瘍も生き続けようとしているんだから
こりゃ~なかなか手ごわいななんて思う今日この頃

           

研修医のせんせ~たちも
やがて考えるようになるんでしょうね
今研修してついつい技術的なことに走りがちだけど
考えることを身に付けるようにならないといけないと思うんですよね
知識も技術も教えられるけど
考えることは教えられるんじゃないってこと
すぐそばにいる指導医のせんせ~たちを見てみて
よ~~っく見てみてみんなそれぞれ比重は違うだろうけど
臨床に教育に研究に
いつも考えてやってるはずだから
ね~

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