銀座平野屋女将日記

銀座平野屋210年のあゆみと老舗女将の嫁日記

水戸京成百貨店「銀座平野屋逸品会」

2018-05-30 | 催事
間もなく6月ですね。
銀座平野屋では6月18日(月)〜26日(火)
ステージ銀座で行われる「銀座平野屋逸品会
に向けて只今準備の真っ最中です。
お楽しみ〜!

本日は催事のお知らせです。
6月7日(木)〜12日(火)水戸京成百貨店にて
「銀座平野屋逸品会」
に出店いたします。



場所は6階イベントコーナーです。
(6階店舗駐車場入口近くになります)



上の「牛革軽量お洒落バッグ」は友禅染風牛革のポイントが目を引きます。
キラキラです!

持つと、予想外に軽いです。
ご紹介した白い色は夏のお出掛けに重宝しそうですね


今回、便利なリボンチャーム付2WAYハンドバッグは限定販売になります。
是非お早めに!



夏に向けての商品を多数取り揃えて、
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友禅染風兼用札入れ

2018-05-26 | バッグ・小物

本日は銀座平野屋で長年人気の高い商品のご紹介です。



友禅染め風兼用札入れサイズ 高さ10×幅10cm


こちらは小銭いれ部分。




友禅染風ボックス兼用札入れサイズ 高さ9×幅11cm

こちらは小銭入れがカパっと大きく開くタイプ



友禅染風に染めた牛革を「札入れ」として作製しました。



上部のポケットにはカード類を入れるのにぴったりサイズです。
もちろんたたんだお札を入れるのもいいですね。
Suicaやポイントカードを入れる方が多いようです。




ちなみに先日お客様に「札入れの『札』ってなんですか?」とご質問があったのですが

まず「財布」で調べてみると
『広義にはがまぐち、札入れの総称であるが、狭義には札入れをさす。
紙などを懐中に入れて携帯するようになったのは奈良時代からで、
《枕草子》などに見られる畳紙(たとうがみ)がそれである。
その後ふくさで包む形になり、紙挟み、鼻紙袋へと変化していく』

となっています。
江戸時代頃になると「札入れ」はお金よりも紙入れ(懐紙や鼻紙)を入れるものだったようです。
現在はその名残で「札入れ」と言うようです。



閑話休題。

さて、この「友禅染風兼用札入れ」シリーズですが、
牛革を使用しているので、使い込むほどに味わいが出て手にしっくり馴染みます。
そのため長年ご愛用された方がリピート買いされる商品です。
お友達へのちょっとしたプレゼントとしてお求めになる方も多く、
先日、使い込まれたこの商品をお友達同士で持参され、もう一つ欲しい!とご来店されたお客様もいらっしゃいました。







革を裁断する場所によって、柄の出方も様々なので、選ぶ楽しみのある商品です。

当店の人気の商品だけあって、品薄になる場合もございます事をご理解下さい。



6月18日(月)〜26日(火)ステージ銀座にて開催の
「銀座平野屋逸品会」でも出品予定です。

この機会にお手にとってご覧頂けると幸いです。


皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島山形屋でおまちしています!

2018-05-25 | 催事
だんだん蒸し暑い日が増えてきました。

5月22日(火)~28日(月)まで

鹿児島山形屋にて「大江戸のれん市に出店しています。

夏に向けての商品を取り揃えて、皆様のお越しを心よりお待ちしています





お散歩がてら、是非お立ち寄りくださいませ。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

おまちしていまーす! 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな粋ー飾り櫛2-

2018-05-21 | 日記

銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、素敵なものが数々ございます。

それは江戸からの粋を伝えるものであったり、先人の技や美を伝えるものであったり様々です。

その中で銀座平野屋には、先人の技が光る逸品もございます。




『櫛 木台菊蒔絵』江戸時代 縦5×横9cm


木の台に菊模様の金蒔絵を施したものです。
髪を梳く梳櫛(すきぐし)なら本来は蒔絵をしないので、この櫛は飾り櫛になります。




櫛の歯が大変細かく、江戸の職人の技術力の高さを感じることが出来ます。
現在、これだけ精度の高い仕事をする職人は、残念ながらいないということです。







『櫛 木台松竹梅蒔絵』江戸時代 縦3.3×横8.5cm
こちらも木の台に松竹梅模様をあしらいって金蒔絵を施したものです。





片面は梅模様のみ。片面は左から梅、松、竹の模様が。わかりやすいよう、写真を明るめにしてあります。
御目出度い柄として、お正月に使用していたのでしょう。
櫛としてはかなり小ぶりなので、先代の言うところの「地味!」の分類だと思います
一般的に小ぶりな飾り櫛は少しお年を召した方が使われていました。逆に大きめな物は若い女性が使っていました。




しかし背の部分は一面の金蒔絵。こちらにも松竹梅が見られます。
一見地味に見える飾り櫛ですが、髷を結った江戸の女性の黒髪に櫛の背の金がよく映えていたことでしょう。
そんなこともあってか、この櫛の持ち主はこの飾り櫛を気に入っていたようで、櫛の歯に使い込まれた形跡があります。




江戸時代にはじまる日本髪は、実に数百に及ぶといいます。

その結い方を見れば、その女性の身分や職業、年齢が分かるようになっていたといいます。

髪飾りも櫛や簪(かんざし)笄(こうがい。こちらはまた別の機会に)など多岐に渡り、

鼈甲や木など様々な素材と、それを活かす技法で作られていました。

江戸時代の女性のお洒落心をくすぐる美とそこに裏打ちされた職人の技術の高さ。

銀座平野屋に使わる飾り櫛は、美と技術が融合した小さな美術館なのですね。

 

 

飾り櫛(その1)の記事はこちらから→




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急告知!「銀座平野屋★古物展示会&バッグ売出バーゲン」

2018-05-15 | 催事

暑いです!今日の銀座は暑いです!

この暑さに負けずに、本日は催事のお知らせです。


6月18日(月)~23日(土) 
「銀座平野屋★古物展示会&バッグ売出バーゲン」

開催場所:STAGE銀座(銀座ナイン1号館内)

営業時間:11時~18:30
*最終日は15時までとさせていただきます。





銀座平野屋では、毎年恒例の夏のバーゲンを7月に本店で行って参りましたが、

今年は期間と場所を変更しての開催になります!

場所はSTAGE銀座(銀座ナイン1号館内)になります。
*地図は下をご覧下さい。↓



今回は特別SALE!として、
通常の20~50%offにてバッグ類の販売をさせていただきます。

江戸からの逸品や普段使いのバッグ、和小物など、色々取り揃えての販売です。



もちろん、銀座平野屋で人気の高い商品も販売します。
ブログでご紹介した、「酒袋」「更紗バッグ」「天襠」「クリスタル」など、実物をご覧にいただけるチャンスです!
他にも「特別大特価品」も予定しております。びっくりする価格です!






あわせて『銀座平野屋200年展』でご好評を頂きました古物の展示会を

銀座平野屋210年記念企画として開催いたします。


今回は、普段はめったに見ることが出来ない貴重な逸品を展示致します。

以前ブログで紹介しました、小野澤昌山さんの作品なども展示予定です。

一部販売予定の品もございますので、この機会に是非、目近でご覧頂きたいと存じます。


皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます



●東京都中央区銀座8-5 銀座ナイン1号館1F STAGE銀座  電話03-3572-6495
●JR新橋駅銀座口 徒歩2分   ●東京メトロ新橋駅3・5出口 徒歩1分

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする