あの人と約束した8月のデートの日まで。
「やっぱりダメになった」
そんな電話やメールがいつ来るかと
ずっと心配していた。
当日、集合場所に向かってるときも。
到着して彼の姿が見えるまでは、安心できなかった。
待ち合わせはいつも不安。
彼の車に乗り込む。
私はあらかじめ「海に行きたい」と言っていた。
でも、お天気の良い
8月の土曜日。
海はどこも混んでいることは容易に予測できる。
そこへたどり着くまでの渋滞だってかなりのものだ。
「海は混んでるでしょ」
彼もそう言う。
で、逆に山の方へ向かって車を走らせる。
このあたりは、海と山がすごく近い。
まだ行ったことのないドライブウェイを走ってみる。
途中でお昼ご飯を食べる。
暑いから、サッパリと蕎麦。
メニューにシャーベットがあるのをみて
彼が食後に食べようという。
私に気をつかってというより、
むしろ食べたいのは彼自身みたい。
なんかカワイイ
意外にも、フルーツの皮の器に入ったおしゃれなシャーベットが登場。
彼と私は違うものをオーダーしていた。
「食べてみる?」
そう言って、スプーンでシャーベットを私の口に入れてくれた。
今まで何度も一緒に食事してるはずなのに、
こういうのは初めてで、ちょっとドキドキした。
お返しに、私も彼の口に入れてあげた
店を出て。
「行きたいところがある」
彼が言う。
それは、仕事で取引している顧客の工場。
そこからは比較的近かった。
このごろ、商品のオーダーがないので、
ちょっと様子をみたいという。
私も担当していた仕事だし、彼の気持ちは分かるので
行ってみることにした。
土曜だし、工場は休みだったけど、
外に置いてあるモノを見れば原因は察しがつく。
他から商品を買っているらしいことがわかった。
「やっぱり」
また、商社にはっぱをかけなくちゃならないね。
私がいた頃より彼が着実に成長しているのを見て、
ちょっとうれしかった。
「やっぱりダメになった」
そんな電話やメールがいつ来るかと
ずっと心配していた。
当日、集合場所に向かってるときも。
到着して彼の姿が見えるまでは、安心できなかった。
待ち合わせはいつも不安。
彼の車に乗り込む。
私はあらかじめ「海に行きたい」と言っていた。
でも、お天気の良い

海はどこも混んでいることは容易に予測できる。
そこへたどり着くまでの渋滞だってかなりのものだ。
「海は混んでるでしょ」
彼もそう言う。
で、逆に山の方へ向かって車を走らせる。
このあたりは、海と山がすごく近い。
まだ行ったことのないドライブウェイを走ってみる。
途中でお昼ご飯を食べる。
暑いから、サッパリと蕎麦。
メニューにシャーベットがあるのをみて
彼が食後に食べようという。
私に気をつかってというより、
むしろ食べたいのは彼自身みたい。
なんかカワイイ

意外にも、フルーツの皮の器に入ったおしゃれなシャーベットが登場。
彼と私は違うものをオーダーしていた。
「食べてみる?」
そう言って、スプーンでシャーベットを私の口に入れてくれた。
今まで何度も一緒に食事してるはずなのに、
こういうのは初めてで、ちょっとドキドキした。
お返しに、私も彼の口に入れてあげた

店を出て。
「行きたいところがある」
彼が言う。
それは、仕事で取引している顧客の工場。
そこからは比較的近かった。
このごろ、商品のオーダーがないので、
ちょっと様子をみたいという。
私も担当していた仕事だし、彼の気持ちは分かるので
行ってみることにした。
土曜だし、工場は休みだったけど、
外に置いてあるモノを見れば原因は察しがつく。
他から商品を買っているらしいことがわかった。
「やっぱり」
また、商社にはっぱをかけなくちゃならないね。
私がいた頃より彼が着実に成長しているのを見て、
ちょっとうれしかった。