goo blog サービス終了のお知らせ 

いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

再びお誘いが

2006-06-19 23:54:02 | だいじなひと
しばらく音沙汰がなかったエレベーターの彼。

久しぶりにまたメールが来た。
「近々出張を作るので、会いましょう」
うれしかったけれど。
でも、前のように素直には喜べない。

なんとなく、だけど。
自意識過剰かもしれないけれど。
あの日をきっかけに、彼の方がこちらを追いかけている気がする。

前は、どちらかというとその逆だった。
そして、オトナな彼は、そう簡単にはこちらの誘いに応じない。
どちらかというと、私はなだめられている。
そのため、ちょっと口惜しい気持ちを抱えていた。

だけど、実は。
この前、誘いに応じられなかったときは、
以前のような余裕のある彼とはちょっと違った。
「都合が着かなければ仕方ない」
言葉の上では余裕をみせていたけれど。
その後の、メールのやり取りの中で
「もし、状況が変わったらケータイに連絡して」
なんてあって。
私が行けるとなったら即対応しようという積極性が感じられた。

私は追いかけられるのが苦手。
だんだん冷めていく自分がわかる。
「私なんかを追いかけるくらいだから、大した相手じゃない」
そんなやや屈折した心理。
昔からそうだった。

手に入らないモノだから、余計に欲しくなる。
それが人間の本質なのかも。

彼が来るのは来週。
私のスケジュールの調整は、簡単にはできそうもない。
さぁ、どうする?

そんなときに考える。
もし、これがあの人だったら?
なんとしてでも行くだろう。
どんな危険を冒してでも。

それは、あの人が私を追いかけることはないだろうとわかっているから。