あの人と私の直属の上司だった人が海外勤務に。
あちこちで送別会が行われ、仲の良い取引先と一緒のときには
退職した私まで招待された。
彼が同席していない、とある送別会で。
後輩が言った。
「知ってます?○○、結婚が決まったらしいですよ」

あまりにも突然で、驚いた。
でも、ここで動揺を悟られてはイケナイ。
「へぇ、そうなんだ」
冷静にそう言ったつもり。
でも、顔は引きつっていたかも。
彼女がいるらしいことは、何となくわかっていた。
彼は何も言わなかったけれど。
そもそも、二股かけられたとか、そういう問題でもない。
どちらかといえば、その逆?
ま、五分五分かな。
なので、私も問いつめたこともなかった。
ただ。
本当なら、彼の口から聞きたかった。
2次会はカラオケに。
ちょっと抜け出して、会社で残業している彼に電話した。
「聞いたよ。決まったんだって?」
彼は少し困った感じで
「あー、聞いたんだ…。自分の口から言いたかったのに…」
私だってそうだよ。
気まずい雰囲気にはならなかったけど、
「今度、ゆっくり話すよ」
そう言っていた。
今度っていつ???
もう逢えないのかな。
いつかは来ると予想できたことなのに。
あまりにも突然やってきた、すごい喪失感。
たかが結婚。
彼がいなくなるワケじゃない。
それなのに。
あちこちで送別会が行われ、仲の良い取引先と一緒のときには
退職した私まで招待された。
彼が同席していない、とある送別会で。
後輩が言った。
「知ってます?○○、結婚が決まったらしいですよ」

あまりにも突然で、驚いた。
でも、ここで動揺を悟られてはイケナイ。
「へぇ、そうなんだ」
冷静にそう言ったつもり。
でも、顔は引きつっていたかも。
彼女がいるらしいことは、何となくわかっていた。
彼は何も言わなかったけれど。
そもそも、二股かけられたとか、そういう問題でもない。
どちらかといえば、その逆?
ま、五分五分かな。
なので、私も問いつめたこともなかった。
ただ。
本当なら、彼の口から聞きたかった。
2次会はカラオケに。
ちょっと抜け出して、会社で残業している彼に電話した。
「聞いたよ。決まったんだって?」
彼は少し困った感じで
「あー、聞いたんだ…。自分の口から言いたかったのに…」
私だってそうだよ。
気まずい雰囲気にはならなかったけど、
「今度、ゆっくり話すよ」
そう言っていた。
今度っていつ???
もう逢えないのかな。
いつかは来ると予想できたことなのに。
あまりにも突然やってきた、すごい喪失感。
たかが結婚。
彼がいなくなるワケじゃない。
それなのに。