もうあの5月のデートが最後かも
そう思いながらも、こちらから連絡はしたりして。
ホントは毎日でも逢いたいくらいだったけれど、それは無理。
でも、せめて月に1回くらいは逢いたいと思っていた。
月の後半には、翌月の予定を聞いてみる。
私の中では、それが毎月の恒例行事になっていた。
「6月はいつ空いてる?」
今みたいに携帯もなかったので、
連絡方法といえば、会社のアドレス
へメールするか、
あるいは留守電
にメッセージを入れるか。
夜電話
してもなかなか出ない。
ホントに帰ってないときもあれば、
お風呂や洗濯で部屋にいないだけだったりする。
昔ながらの寮なので、何でも共同。
電話
にせよメール
にせよ、返事はなかなか来ない。
あまりしつこくしても嫌がられそうで、
しばらくは我慢するんだけど、
「もしかして気づいてないかも」と思って
いないとわかっている平日の昼間に電話して
メッセージを残したりして。
もしも直接話して
「しつこいな」という雰囲気が伝わってきたらと思うと
こわかったから。
やっと返事があったと思えば、「6月は忙しい」だって。
週末は仕事を含め予定が詰まってるらしかった。
ホントは他のコと会ってるんじゃないの?
そんな不安もあったけど。
彼の言葉をそのまんま信じるしかない。
嫉妬深いとか独占欲が強いと思われたくないし
その6月半ば。
私の女友達と会社の後輩を引き合わせようと
ゴルフの打ちっ放しにみんなで一緒に行く計画を立てた。
集合は我が家。
夕食もみんなで食べようということになっていた。
そしたら。
後輩が「彼も来ることになった」という。
え?忙しいんじゃなかったの??
彼に逢えることはとてもうれしかったけど、
心の中は何ともフクザツだった。
当日、彼に目で訴える。
そういうのには察しがいい。
みんなに気づかれないようにこっそり言った。
「あれ?6月は忙しいハズだったのにね」
もう!
どういうつもりなのか、わかんないよ
ゴルフも終わって、我が家でしばし休憩。
お昼ご飯は各自済ませることになっていたんだけど、
彼は食べ損ねたみたいで
「腹減ったぁ。ねぇ、何かない?」とキッチンへやって来る。
アンタは子どもか
キッチンからベランダへ出て煙草を吸っている彼。
丁度買い置きのパンがあった。
「パンでいい?」
「おぉ、ありがと」
まったく、世話が焼けるよね。
でも、甘えてくれるのはちょっとうれしい
そして、夕食のためにみんなで餃子を作る。
それから、飲み会スタート
。
さりげなく彼の隣に座る。
たまたまキッチンのすぐそばだったから、なんだけど。
彼が、こっそりちょっかいをかけてくる。
ホント、ガキなんだから。
でも、やっぱり幸せ
なぜ、二人で逢ってくれなかったのか、それは聞けなかったけど。
でも、私に逢いたくないなら、家にも来なかったろうし。
二人じゃなければ逢ってもいいと思ったの?
どういうつもり?
うーん。
彼が帰った後、色々考えてしまった。

そう思いながらも、こちらから連絡はしたりして。
ホントは毎日でも逢いたいくらいだったけれど、それは無理。
でも、せめて月に1回くらいは逢いたいと思っていた。
月の後半には、翌月の予定を聞いてみる。
私の中では、それが毎月の恒例行事になっていた。
「6月はいつ空いてる?」
今みたいに携帯もなかったので、
連絡方法といえば、会社のアドレス

あるいは留守電

夜電話

ホントに帰ってないときもあれば、
お風呂や洗濯で部屋にいないだけだったりする。
昔ながらの寮なので、何でも共同。
電話


あまりしつこくしても嫌がられそうで、
しばらくは我慢するんだけど、
「もしかして気づいてないかも」と思って
いないとわかっている平日の昼間に電話して
メッセージを残したりして。
もしも直接話して
「しつこいな」という雰囲気が伝わってきたらと思うと
こわかったから。
やっと返事があったと思えば、「6月は忙しい」だって。
週末は仕事を含め予定が詰まってるらしかった。
ホントは他のコと会ってるんじゃないの?
そんな不安もあったけど。
彼の言葉をそのまんま信じるしかない。
嫉妬深いとか独占欲が強いと思われたくないし

その6月半ば。
私の女友達と会社の後輩を引き合わせようと
ゴルフの打ちっ放しにみんなで一緒に行く計画を立てた。
集合は我が家。
夕食もみんなで食べようということになっていた。
そしたら。
後輩が「彼も来ることになった」という。
え?忙しいんじゃなかったの??

彼に逢えることはとてもうれしかったけど、
心の中は何ともフクザツだった。
当日、彼に目で訴える。
そういうのには察しがいい。
みんなに気づかれないようにこっそり言った。
「あれ?6月は忙しいハズだったのにね」
もう!
どういうつもりなのか、わかんないよ

ゴルフも終わって、我が家でしばし休憩。
お昼ご飯は各自済ませることになっていたんだけど、
彼は食べ損ねたみたいで
「腹減ったぁ。ねぇ、何かない?」とキッチンへやって来る。
アンタは子どもか

キッチンからベランダへ出て煙草を吸っている彼。
丁度買い置きのパンがあった。
「パンでいい?」
「おぉ、ありがと」
まったく、世話が焼けるよね。
でも、甘えてくれるのはちょっとうれしい

そして、夕食のためにみんなで餃子を作る。
それから、飲み会スタート

さりげなく彼の隣に座る。
たまたまキッチンのすぐそばだったから、なんだけど。
彼が、こっそりちょっかいをかけてくる。
ホント、ガキなんだから。
でも、やっぱり幸せ

なぜ、二人で逢ってくれなかったのか、それは聞けなかったけど。
でも、私に逢いたくないなら、家にも来なかったろうし。
二人じゃなければ逢ってもいいと思ったの?
どういうつもり?
うーん。
彼が帰った後、色々考えてしまった。