確率

有名人が病気で亡くなると、その病気を知る為の特集が組まれる。

だけど、聞けば聞くほど不安は募ってしまうことだって有るのですよね。

今週は昼から仕事の為、久しぶりにテレビを見る機会も多い。

田中好子さん関連で乳がんの特集。

「今は早期発見できるようになって来ているし、治療法もどんどん進歩しているから怖がる必要はありませんよ」
コメンテーターの医師はそう言う。
だけどです。
その前の様々な確率の話を聞くと凹むよね。

乳がんの場合再発は致命的と聞く事が有る。
4回再発するとそれは間違いなく死に繋がる。
そんな事聞くと不安は倍増。幾ら後で打ち消したって無理だよ。
だけど再発したってちゃんと治っている人がいるのも事実。

簡単に言ってしまえば、単に生命力の問題か？なんて事も思ってしまう。

乳房全摘を受けた場合再発率は3％。
乳房温存術を受けて尚且つ放射線治療を受けた場合は16％
乳房温存術を受けて、放射線治療を受けなかった場合は40％

だそうな。

私の場合最初から全摘になるかもしれないと言われていた。

元より、他の患者さんと感覚の違う私は身体の部位にはこだわらない。
胸が小さいと言う事もあるからかもしれないけど、胸に対する思い入れはあまりないな・・・
それより何より、再発の方が怖い。

全摘になるかもしれない。手術が終わるまで分からないと言われていたから、それなりに覚悟も出来ていましたから。
覚悟なしにいきなり無くなったら、それはそれで落ち込んだかもしれない。

けど、やはり・・・不安に苛まれながら暮らすくらいならいっそ潔く全部取ってくれても良かったのにな…ってね。
思ってしまいます。

温存術を受けて同時再建するも、それが100例に1例あると言う失敗に見事ヒットしてしまったワタシ。
今鏡で自分の身体を見るとげっそりします。
無いのと、ソレでも付いてるの。どっちが良いなんて私には言えないよ。


初期の乳がんは0期～Ⅰ期　

5年生存率0期で100％　Ⅰ期で95％　　Ⅱ期で80％

これが10年になるとグッと下がって来る。

考えるの嫌だからここには書きません。

不安になったって治る訳じゃないから、極力～カラ元気でも良いから笑う様にしています。
自虐的に自分の病気をネタにしたりなんかして～

だけど時々襲ってくる、得もしれぬ不安感。
どうにもこうにもならないのですよ。

たぶん同じ病気、もしくはそれに近いレベルの病気をした事が有る人なら分かると思います。


今日もね…電車に乗っている時ふと襲ってくる不安感。
そして、生きているのが面倒になる感覚。

何の為に生きてるんだろ・・・

ここまでして、こんなに病気や災難ばかり遭って、それでも尚生きなきゃいけないのか・・・って。

ここのところ若干病みモード。
そう言っていれば言い訳になるか・・・


春から初夏にかけてのこの季節。嫌いじゃないけど乱れるね。
まぁ～昔ほどじゃ無いですけど。

もう何もかもがどうでも良くなって、ホント・・・もうどうでもいいや。

暫くテレビを見るのも止めようと思います。