明日はちゃんとしよう・・・

今日もダメダメでした・・。芝居と映画と音楽と。
ほぼ備忘録、リアルタイムじゃないけどね。

備忘録としての今月観た映画8本

2008年03月31日 | Weblog
『西の魔女が死んだ』http://nishimajo.com/
今時珍しい「売ろう根性」が見えないいい作品。
なんといってもお婆ちゃん役のシャーリーマクレーンの娘のサチ・パーカーのキャスティング勝利。

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』http://bokuchu.gyao.jp/
麻生久美子さん、マドンナ的な役ですがまさに日本映画界のマドンナです。
石田卓也くんが今作でもいい芝居をしてました。彼はなかなかいい目をしてますね~。

『チェスト!』http://chesuto.com/ 
美少女コンテストの演技部門賞を受賞した宮崎香蓮ちゃんがいいです。
CX女子アナ出身の大坪千夏の演技力は発見でした。

『アフタースクール』http://www.after-school.jp/index.html
内田けんじの「運命じゃない人」から久しぶりの期待の新作。今回も練りに練られたストーリー展開で観客を欺いてくれます。ラストにしっかり**になっているところがすばらしい。

『あの空をおぼえてる』http://www.anosora.jp/
子役の吉田里琴ちゃんは出色です。水野美紀がいい女優になってきました。
劇中写真を大橋仁くんがやってます。

『僕の彼女はサイボーグ』http://cyborg.gyao.jp/
よくも悪くもカァク・ジェヨン監督のパターンは一緒です。
大震災のVFXはかなりの出来です。まぁ、あと綾瀬はるかはやっぱキレイですね。

『潜水服は蝶の夢を見る』http://chou-no-yume.com/
この監督の作品は全部好きです。毎回カメラ(画)がすばらしい。
今回はスピルバーグ組のヤヌス・カミンスキーが担当。またもやいいです。

『ノーカントリー』http://www.nocountry.jp/
コーエン兄弟はデビューからずっとファンです。でも彼らの作品がアカデミー賞取れるとは思いませんでした。今回だってすごい終わり方ですよ!
不条理の条理を描いてるんだと思います。
役者が凄い、カメラが凄い、編集が凄い、ヤバイ映画ですね~!
コーエン兄弟サイコー!

宮藤組『少年メリケンサック』訪問

2008年03月27日 | Weblog
クワイエットでサイコーの演技をしてくれた宮藤さんのロケ現場を訪問。クワイエットの美術をお願いした小泉さんのアートブレイカーズ新事務所がロケセットに。
宮藤さんにはクランクイン前に別件で無理をお願いしていたので、元気そうな顔が見れてちょっと安心。クランクアップまで先は長いのでがんばってくださーい!
おもちゃ箱のような事務所で小泉さんの面白いヘンな写真を撮ったんだけど、なぜか保存できていなかった・・・残念。代わりに先月ビレッジバンガードで買ったかなりヘンな絵本『こびとづかん』の画像をUP。

『大統領暗殺』と『TAXI TO THE DARK SIDE』

2008年03月26日 | Weblog
DVDで観たブッシュ暗殺を扱ったフェイクドキュメンタリー。
ブッシュ暗殺から国家権力が偽の犯人をでっち上げるまでをCBSドキュメントのような構成で仕上げている。フィクションと知りつつも観ている間にドキュメントのような錯覚をおこしてしまう。
http://www.20071019.jp/

これを観て思い出したのが先日NHKで放送された今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したアレックス・ギブニー監督『米国-闇へ-』(TAXI TO THE DARK SIDE)。
アフガニスタンで無実の市民が拷問で死亡した事件を軸に被害者、米軍の調査官、政策立案者へのインタビューを重ねることで米国が抱え込んだジレンマを描いていた。
http://www.nhk.or.jp/democracy/

両作品に共通するのは強国(米国)の怖さ。地位のある人間や国のためなら一個人(弱者)は、強国のためなら弱国は虫けらのように犠牲にされるという事実。
これは米国だけでなく日本にもある事実。

怒!!!

『歌わせたい男たち』@紀伊國屋ホール

2008年03月23日 | Weblog
伊賀さんに薦められた永井愛作&演出の芝居の再演。ある意味「パンク」な芝居だった!
都立高校の卒業式の保健室が舞台だ。「君が代」を歌わない教師となんとか歌わせたい校長と、その間で苦しむ新任の女性音楽教師が「君が代」の伴奏のピアノを弾くことになるのか・・・。
この芝居にはいくつくかテーマが内包されている。 政治的な状況への告発、職を失っても自分の良心に従うか体制に従うか、という人間の生き方の問題、など。
「君が代」をめぐるおかしな解釈や論理のすり替えや、歌わない人を犯罪者のように扱う理不尽な強制と罰則など、それ自体の事実が客観的に見ると思わず笑ってしまう喜劇の様相を呈している。全体を告発調ではなくコメディとして仕上げているところがすばらしい。
また役者陣の力量もすばらしく特に歌わない教師の近藤芳正さんはハマリ役という感じだった。
http://www.nitosha.net/stage/index.htm

『机のなかみ』と『あるスキャンダルの覚え書き』

2008年03月19日 | Weblog
最近DVDで観た2作品。
川西監督から推薦されて観た『机のなかみ』はかなりのヒット!
吉田恵輔監督は本晋也組の照明技師という変りダネだが、脚本・演出どちらもすばらしかった。低予算ながら意表をつくストーリー展開と役者に対する丁寧な演出力が光っていた。次回作の『純喫茶磯辺』も期待大!
http://www.tsukuenonakami.com/
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの両者がアカデミー賞にノミネートされた『あるスキャンダルの覚書き』。二大女優による白熱の演技バトルもすばらしいが、何といってもカメレオン女優のケイト・ブランシェットが今回はとにかくキレイで魅力的だった。
年齢や立場は違えどそれぞれの女性の自身の欠落感からくる渇望と執着の描きかたはなかなかのもの。
邦題は微妙だが原題が「NOTES ON A SCANDAL」だからしょうがないのかなぁ。
http://movies.foxjapan.com/notesonascandal/

『クワイエットルームにようこそ』特別版2枚組DVD発売!!

2008年03月18日 | Weblog
明日3/19についにDVDが発売される。自分で企画・製作した映画が劇場で沢山のお客さんに観てもらえるのもうれしいし、DVDとして手元に置いて何度も観れるのもうれしい。
思えば2005年の夏『ユメ十夜』の撮影中に「松尾さん、この小説映画にしようよ!」と言ってから公開までの2年間は長くもあり、あっという間でもあった。
劇場で観ていないかたにはこの機会に是非観ていただきたいです!
初回に出る特別版はメイキングやトークショウの模様、松尾さんと作った主題歌のアニメのPV、松尾さんと内田有紀ちゃんと僕のコメンタリーなど盛りだくさんです。ゆる~いコメンタリーのグダグダ具合などレンタルでは見られない特典が盛りだくさんです。
http://www.quietroom-movie.com/dvd.html

赤坂RED/REVOLUTION『東京』@レッドシアター

2008年03月17日 | Weblog
赤坂REDシアターの新しい試みの第一弾に行ってみた。
作・演出はシャンプーハットの赤堀さん。
この企画は戯曲ありきで全てのキャストをオーディションで選ぶというもの。
地方から夢を持って東京に上京してきた若者と地方に残った若者の現実を引きこもりの青年を通して描いていた。
引きこもり役の清水優くんとイケメン?の佐藤晴彦くんが上手くて印象に残った。以前サロンパスのCMに出てくれたいせゆみこさんも出演していた。


吉井和哉の『ライブCD』MIX!

2008年03月15日 | Weblog
先日のLIVEのCD用のMIX作業中の吉井さんを某スタジオに訪ねる。 まさにミラクルだったZEPP東京2日目のMIXのチェックをしていた。
冗談を交えながらも真剣な表情でサウンドをチェックする吉井さんの背中をみながらその「音」にマジ、鳥肌がたった。本当に凄い「サウンド」だ!
4月末のCD、5月のDVDが待ち遠しい。
MIX終了後、吉井さんと軽く飲み・・といってもワイン3本。吉井さんが熱っぽく語るビンテージギターの音の違いの話や小学校から中学校で聴きこんだ某アーチストの話などなど・・、もちろんバカ話もしたがその「音楽-ROCK-」に対する姿勢と探究心に脱帽。やっぱりこの人は「音楽-ROCK-」をやるために生まれてきた「音楽の神」に選ばれし人なんだなぁ・・と実感。

亀戸ぎょうざ@錦糸町

2008年03月13日 | Weblog
今日は川西監督他とスタッフロケハン。お昼は懐かしの錦糸町の「亀戸ぎょうざ」タレのからしがポイントです。錦糸町のほうは餃子以外に麺もありこれがまた素朴でいい味だしてます。
隣に座ってたお婆ちゃん、ビールに餃子ライス平らげて最後に麺まで発注後、財布開けて「280円しかないわ」 だって。お店のオバチャン曰く常習犯だそうです。
こんなところものどかに感じちゃいますねぇ。

AMDアワード『きまぐれロボット』受賞!

2008年03月10日 | Weblog
10日ホテルグランドパレスでの「Digital Contents of the Year 2007」で辻川幸一郎監督とつくった浅野忠信さん主演の携帯向けコンテンツ『きまぐれロボット』で優秀賞をいただいた。
デジタルコンテンツといいながら授賞式の司会は明和電気の土佐信道社長が務め受賞者の名前のアナウンスをかみまくり、審査員には辛酸なめ子さんがいたりしてアナログちっくな雰囲気がなかなかのものだった。
授賞式の後のパーティでは思いがけない人たちと交流できたりして楽しい時間をすごせました。ちなみにグランプリは任天堂の「Wii Fit」が受賞しました。
『きまぐれロボット』はDoCoMoのiムービーゲートで絶賛配信中です。
http://www.kimarobo-web.jp/

写真家:桑原甲子雄さんの思い出

2008年03月09日 | Weblog
恥ずかしながら先日の朝日新聞の惜別のページで昨年桑原さんが亡くなられたことを初めて知った。
自分は10年ほど前「キリンラガービール」の20世紀ラガーキャンペーンのCMを担当していた。コピーは山本高史、監督は市川準、ナレーションは平田満さんだった。昭和初期から現在までの庶民の写真で構成されるCMの為に桑原さんの作品をお借りするために桜新町のご自宅に足繁く通った。
CMの中で社員や友人や親戚などからかき集めたスナップと氏の作品が同居することも快くOKしてくれた。無骨であるが優しい人だった。
ご自宅にはプリントやネガが山のように積まれていた。この山の中に貴重で素晴らしい作品が埋もれているのかな・・などと心配にもなったりした。
実は昨年の初夏に桜新町に転居した自分は桑原氏宅を久しぶりに訪ねてみようか、などと思っていたところだった。
桑原さんが日本の写真史に残した功績はとてつもなく大きい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%91%E5%8E%9F%E7%94%B2%E5%AD%90%E9%9B%84
合掌。

(※写真はCMのカットであり桑原氏の作品ではありません)

三石研と石田卓也『死神の精度』試写

2008年03月08日 | Weblog
金城武主演、伊坂幸太郎原作の監督は筧昌也氏。「世にも奇妙な物語」で妻夫木くんでセルフリメイクした「美女缶」が印象的だった。
今作で印象に残ったのはヤクザ役の三石研さん。昔から三石さんのファンだが渋く抑えた演技がすばらしい。そういえば「サッドヴァケーション」の長回しも良かったなぁ。そしてその舎弟を演じた石田卓也くん。「蝉しぐれ」も『雨の翼』http://www.emimusic.jp/amenotsubasa/でもいい味出してました。
それと伊賀大介さんの各時代の、特に富司純子の衣装が良かった。細部にわたるセンスが光ってました。
http://www.shinigaminoseido.jp/

イキウメ『眠りのともだち』@赤坂レッドシアター

2008年03月06日 | Weblog
前川知大、やっぱりこの人の才能はホンモノだ。
SFミステリーというカテゴリーの中で描く人間の本質と心。
今回はある意味シンプルなストーリーの中で「散歩する侵略者」でも触れられていた「夫婦」が描かれている。
そして今回の題材は「夢」。これがまた僕ごのみなのである!
小島聖さんを迎えたイキウメの役者陣もとても良い感じに実力をUPさせていました。
あと数日、この芝居は「買い」です!
そしてあんまりヒトに教えたくないけど『イキウメ』はやばいです!
http://www.ikiume.jp/

弘前劇場『檸檬/蜜柑』@スズナリ

2008年03月04日 | Weblog
日曜日は2年ぶりに長谷川孝治さんの弘前劇場。
(僕の主観では)素朴な題材の中で人間の在り様をドキュメンタリズムに基づき描く作風の弘前劇場。2年ぶりに観た弘前劇場は長谷川さん自身の経験や哲学によるインテリジェンス色が色濃くでた内容に思えた。哲学や医学用語を普通の会話に織り交ぜる八百屋や学生には身近なリアリティは感じられなかった。ボンクラな自分にはラストに明かされる謎の事実が今ひとつ納得がいかないというか難しくて解りづらい印象だった。
ただ本当にここの役者陣はウマイ!リアルである!また両親が秋田出身の自分にとっては弘前劇場のいつもの「東北弁」を聞くと和む部分があるのも確かですね。
http://www.hirogeki.co.jp/