2000年代の才能！本谷有希子・前川知大（イキウメ）・岩井秀人（ハイバイ）

10月下旬の観劇部。

ＣＭ撮影を翌々日にひかえた夜に信じられない事が起こった・・・。
で、急に時間が出来たので諦めかけていたハイバイの三好さんに無理を聞いてもらい自主練で『オムニ出す』＠リトルモア地下へ。http://hi-bye.net/index.html
常・いつもの「ヒッキー・カンクーントルネード」は何度か再演している代表作でリアル引きこもりだった主宰の岩井くんが自ら主演を務める引きこもりのお話。素晴らしい演出力！登場人物皆が本当にその役になりきって演じきっていることに感動。仏・フランス「コンビニュ」は新しい演劇を試みる実験的な作品であり発見の連続で岩井秀人の才能を思い知らされる。こんな二本立てが2500円なんてもったいないぞ！速攻あと２本の落・落語と星・ＳＦも明日予約。（11/5まで！）

イキウメ『図書館的人生vol.2　盾と矛』＠三鷹市芸術文化センターhttp://www.ikiume.jp/
は４本の短編集。前川くんの真骨頂であるＳＦ・オカルト・サスペンスなどに加え今回はコメディも。とにかく卓越した構成力とセンスの良さが光ってます。（11/3まで）

本谷有希子の『幸せ最高ありがとうマジで！』というヘンなタイトルの新作はパルコ劇場。http://www.parco-play.com/web/play/motoya/
部員の斎藤くん・キワムと初日に。もう本谷節炸裂の本谷らしい作品。サイコーです！終演後乾杯にお邪魔して、その後の飲みにも合流。
ある意味久々の観劇部全員集合。永作さんや梶原さんなど飲みながらいろんなお話。近藤くんが観劇部参加を表明。（11/9まで）

今回の３公演は全てハズレ無しの超おススメ！！

ナイロン100℃＆渡辺源四郎商店

10月中旬の観劇は
ナイロン100℃『シャープさんフラットさん（ホワイトチーム）』＠本多劇場
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/sharpsan.html
ケラさんの半自伝的作品。笑いを追及する劇団主宰者の孤独や狂気がサナトリウムを舞台に描かれる。タイトルの意味を明かすセリフで泣けてしまった。ナイロン史上の最高傑作かも。三宅さん、松永さん、村岡さん、河原さん、みな流石です。

渡辺源四郎商店『どんとゆけ』＠こまばアゴラ
http://xbb.jp/wgs/
毎回クオリティの高さには唸らせられるナベゲン。今回は近未来？の設定で死刑囚と死刑執行員を登場させ加害者と被害者を描く。役者も演出もよいので安心してストーリーに入っていけます。テーマは重いが今回はコメディ色を強く出していて笑えるところも多かった。
そしてナベゲンは主宰の畑澤さんをはじめ、役者や制作のみなさんがとても感じのいい人ばかりなのです。

番外編としてテニスコート『フォルト３』＠リトルモア地下
http://tenusugawa.com/
「のどかな新古典派ナンセンスコメディを展開するコントユニット」だそうだ。齋藤部員のお勧めで初体験。ゆる～くよく練られたショートコントが続く。とてもセンスがある。もっと頻繁に公演してほしいス。
テニスコートのウェブサイトのYouTubeを是非チェック！

ソウルくいだおれ

先週は松尾さんとソウルの旅。二泊だけど正味二日のくいだおれ。
夕方着いてカルビとビールとワイン～カジノとウィスキー～卵焼きとマッコリ。二日目は冷麺とビール～サウナ&アカスリ～タッハンマリとビール～NANTA～ワタリガニ&ジンロ～バーでスミノフ～屋台でおでん&生ダコとチャミスル。
帰る日の朝はサムゲタン～ちょっと観光。
というお腹いっぱいの旅でした。
太った。ダメダメです・・。

今回のソウルで初めて知ったのは深夜タクシーの近距離の乗車拒否。参った。

９月の映画備忘録

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クランクアップの反動で毎週映画見ました。

個人的に一番のヒットは
『アクロスザユニバース』http://across-the-universe.jp/
ビートルズの曲を30曲以上使ったミュージカル。なんだけど楽曲の使い方が凄く粋で、ミュージカル特有の急に歌いだす違和感も無い。レノン＆マッカートニーの偉大さも再認識。音楽って素晴らしい！カメラも素晴らしい！

『ダークナイト』http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
観た人みんなが賞賛するスゴイ作品。大スクリーンで観れて良かった。何度も観たくなる作品。ハリウッドも変わりつつありますねぇ。

『パコと魔法の絵本』http://www.paco-magic.com/index.html
ナカテツはやっぱりオリジナリティあるなぁ。おっさん泣きました。この役は役所さんしか出来ないと思う。あと阿部さんがよかったス。

『春色のスープ』http://b-cine.com/eiga/haruiro/
「鈍獣」に出てくれた佐津川愛美ちゃんの主演作。愛美ちゃんがんばってます。
シンプルでいい映画です。福島から全国で順次公開されるみたいです。

『おくりびと』http://www.okuribito.jp/
モッくんの所作と佇まいがいい。薫堂さんの脚本がいい。納棺師のお話ではあるが死や別れがテーマではなく夫婦や親子の関係がテーマです。
公開前にモントリオールでグランプリを受賞したこともあり、混んでました。客層は年配が多いのかと思ったら若いカップルが多くてびっくり。いい映画です。

『ダージリン急行』http://microsites2.foxinternational.com/jp/darjeeling/ロードショーで見逃したのでレンタルでチェック。
W・アンダーソンは大好きな監督だが、今回はその技にさらに磨きがかかってる感じ。パーフェクト！画のトーンや色のデザイン、役者の演出、脚本、どれをとっても僕のツボにバッチリはまりました！メイキング観たらインドで白いスーツで演出してるウェスが粋でした（笑）
それにしても音楽の使い方、ハイスピードの使い方、うまいなぁ・・・。
DVD買お。